王女 成長 ページ7
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レディ「大体重荷は男が持つ物でしょ?貴方たちより’2歳’も若い私に負わせようなんて図々しくてよ。ねっAちゃん」
ベリアール「2歳て」
サリバン「2歳て」
レディ・レヴィ様の静かな怒りに触れ、ボコボコになったサリバン様とベリアール様が小さく抗議する
レディ「私は!さっちゃんがいいと思うわ。実力だって申し分ないし、観念してヨドに上がりなさいな」
ベリアール様を見て「そこのジジイよりましだし」と付け足すレディ・レヴィ様
ベリアール「やかましいわ。…まぁわしも、ボスがさっちゃんなら安心じゃわ。どうだ?さっちゃん」
考え込んだサリバン様は一枚の写真に目を落とすと小さく笑い
サリバン「僕に…孫ができて思いっきり甘やかしてさ。入間くんはいい子すぎて心配なくらいなんだけど。ちょっと目を離したすきに大きくなってたりしてさ。ほんと…
楽しいんだよね、子供の成長を見守るって」
サリバン様は私の頭をふわりと撫でた
ベリアール「孫ができちゃ仕方がないな!じゃあAちゃん、魔王にならんか?」
『わ、私ですか!?』
レディ「そうねぇ、現王女としてしっかりしてるし…何より若い!」
『私は…』
私が魔王になったら
入間くんのような魔力が少ない悪魔でも活躍できる魔界にしたい
そのためには
『私はまだ学生として、悪魔として未熟です。自分の野望は自分の手で掴みたい…その為には、まだ魔王になるわけにはいきません』
私が言い切るとベリアール様は「じゃろうな」と言った
『えっえっ、今ハメました!?』
ベリアール「さぁどうじゃろうな〜」
レディ「魔王は今回も保留!解散!」
こうしていつものように解散される
「愛しの入間くんのもとへ帰るぞー!」とサリバン様の今日一の大きな声
それと同時になるドアのノック音
アンリ「失礼します」
『アンリさん!』
この人は13冠の一人でアメリさんの父にあたる人
魔官署で働く偉い人で、よっぽどのことがない限り上には上がってこないんだど…
アンリ「サリバン様、貴方に人間界への不正渡航の疑いがかかっています。署までご同行ください」
不正渡航…ってまさか
脳裏に青髪の少年、入間くんの姿がよぎる
サリバン「ほよ?」
サリバン様、不正渡航だったの____!!!
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あまね(プロフ) - かんけつ?! (5月6日 22時) (レス) @page15 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、更新ありがとうございます。これからも影ながら応援しています。お身体にお気をつけて下さい。 (2022年10月21日 22時) (レス) @page7 id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
失踪癖(プロフ) - 八つ橋さん» ご愛読ありがとうございます!更新がんばります (2022年10月19日 20時) (レス) id: 400882964c (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、夢小説全部見させてもらいました。全部面白かったです。お身体にお気をつけて下さい。 (2022年10月9日 23時) (レス) @page1 id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:失踪癖 | 作成日時:2022年9月27日 18時