王女 特賞 ページ11
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「「『おお〜!』」」
入間くんがどこからか持ってきた書物
一体これは…魔や古代の文字ではないのは確かだ
キリヲ「よし!これを参考に実験すすめてみよか!」
キリヲ先輩を中心に設計や組み立て、アズくんが魔力供給、皆で失敗を繰り返しながら作り上げた魔界にたった一つの花火の試作品
それが今、打ちあがる
アズ「点火!」
ヒュルルル…パァンと音を響かせ、夜空に光の花が咲く
クララ「できたー!!」
『キレイ…!』
キリヲ「えらい小さいけどなぁ」
イル「でも!凄く近いですよ!あとはこれを大きくすれば…」
入間くんがそう言いかけたとほぼ同時にクララが倒れるように眠りに落ちる
今日はクララもいっぱい頑張ったもんね
アズくんと一緒にクララを支えながらバトラ室に戻る
布団を整えているとおもむろに先輩が言う
キリヲ「しかしほんま、夢みたいやわぁ。バトラに新入生が4人も入って、お泊まりして新しいもん作って。きっとパーティも最高のものになるはずや…
ほんまありがとうなぁ入間くん、Aちゃん」
イル「『…!はい!』」
なんだかそう言われると照れるな…入間くんと顔を合わせはにかむ
その時、静まっバトラ室にコール音が鳴る
キリヲ「おっと、ごめんな。皆は先に休んどいて」
『はい、おやすみなさい』
キリヲ先輩がバトラ室を後にする
電気消し、シン…としたバトラ室はクララの寝息が聞こえる
イル「…Aさん起きてる?」
『入間くん?眠れないの?』
『お姉ちゃんが子守歌歌おうか?』なんて冗談に苦笑いを返される
イル「…特賞」
『うん?』
イル「僕、皆でつくった花火で特賞をとりたくて…難しいかな」
特賞
優秀な披露をしたバトラに贈られる名誉ある賞、これはすなわちランクアップを意味する
『…どうして?』
イル「へ、」
『確かに特賞はすごいよ。でもランクなんて興味ないと思ってた』
イル「もちろんランクもなんだけど…それよりも僕達みたいな弱小バトラが特賞を取って、キリヲ先輩の努力を証明したいんだ」
まったくこの子は、いつも他人の為にじぶんは二の次で…
まるで…
お父様みたいじゃない
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あまね(プロフ) - かんけつ?! (5月6日 22時) (レス) @page15 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、更新ありがとうございます。これからも影ながら応援しています。お身体にお気をつけて下さい。 (2022年10月21日 22時) (レス) @page7 id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
失踪癖(プロフ) - 八つ橋さん» ご愛読ありがとうございます!更新がんばります (2022年10月19日 20時) (レス) id: 400882964c (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、夢小説全部見させてもらいました。全部面白かったです。お身体にお気をつけて下さい。 (2022年10月9日 23時) (レス) @page1 id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:失踪癖 | 作成日時:2022年9月27日 18時