ここにいる【銀魂】第11章

469※追記あり ページ23

side高杉







眼鏡を掛けた奴に捕まった(俺が差し出した)銀時。


騒ぐから人が寄って来ても迷惑なので別の場所へ移動する。



するとクッと引かれた右腕。


この俺が気配に気付かねェとは、と感心しながらも空いてる手で刀に手を掛けようとした時___






「やっと見つけた…！無事だよね晋ちゃん…？」



「....A、か」



「うん、ごめんね離れちゃって」



「お前が気にするこたァねぇよ。ただ…」



「……」



「………」








チラ、と向けた視線の先には真選組の、栗毛の男。


いや、今は女だが。




俺を心配するAを見て面白くなさ気に腕組みをし、壁に背を預けている。


当然、自分の後ろにいる奴のその表情に気付いてないAは今度こそ俺の着物をきっちり整え安堵の息をついた。








「…きつい」



「文句言わない。それにしても、晋ちゃん一人だったの？」



「いや、天パが一緒だった。今は眼鏡の奴に捕まってる」



「眼鏡…？」



「猿飛じゃねェですかィ？」



「あ、さっちゃんか。じゃあ大丈夫だね」



「「(きっと大丈夫じゃねェだろうがな)」」








俺と栗毛の奴の心の声がシンクロした気がした。






これからどうするか、話し合って出た結論はここの頂点に居た女、日輪に会いに行くという事。


事の発端の奴の手が回ってる可能性も十分にあるが、賭けに出る。









「他の皆も無事だといいんだけど…総子と晋ちゃんは私から絶対離れないでね。何があっても守るから」



「(イケメンかィ…)」



「(…コイツが言うと本当に大丈夫と思えるのは何でなんだろうな)」






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※追記


銀魂10章突破企画が遂に出来ました！

下記よりお進み頂けたら嬉しいです！


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