第50話 ページ8
渡「Aちゃーん」
随分とご機嫌な様子で私のところにやってきた渡辺くん。ちょっと怖いくらい上機嫌なんだけど？ちゃんとかもう普段つけないじゃん。
渡「今日さ、俺担の子誰も来ないんだよね」
桜「そうですか、珍しいですね」
渡「そうなの、俺暇なの」
桜「ヘルプですかね」
違うし！！と怒る渡辺くん。いやヘルプでしょ、と思ってたらと渡辺くんは私の手を握る。
渡「今日遊び来てよ」
桜「えっ」
遊びに来てよ、というのはクラブに来てということで間違いない？
いやいや突然だし、まあいつか行けたらとは思ってたけど、ここまで突然だと心の準備が…
でも確かに、渡辺くんに相手してもらえるのは相当レアなんじゃないか…？いやでも私そんな高いの入れられないし…
桜「…指名料金高いですか？」
渡「まあ俺代は高いけど、でもAなら指名しなくてもいいよ」
俺が行くし、と言われてとりあえずほっとする。No.1指名はちょっと怖かったからありがたい。
桜「他の人は…」
渡「言わなくていいよ、来な？」
桜「や、でも…」
蓮にはくんなと言われてしまったし…気持ちを知ってしまったからこそ行きにくいというか…
渡「…じゃあ今日俺と同伴で入る？」
桜「え、」
渡「同伴代はとんないからさ」
いやサービス精神満点すぎませんか？普通だったら高いでしょ？どうしてそんなにしてまで来て欲しいのか…
渡「よし決定」
桜「え、ちょ、」
渡「ほかのやつ今日同伴でしょ？ちょうどいい」
今日渡辺くん以外はみんな同伴。見計らったようなタイミング。
流されるように話が進み、ご飯を食べ終わった時にはもう出る準備。私もまともな服を着てかなきゃ…いつも動きやすさ重視だったから、久々のオシャレだ。
とりあえず持ってる中で一番高いワンピースを着て、メイクを入念にして、髪もちゃんとセットする。何気にこういうお洒落するの、ここ来て初かもしれない。
渡「準備できたー？」
1階から私を呼ぶ声が聞こえて慌てて部屋を出る。階段から駆け下りると渡辺くんがビシッと決まったスーツで立っていた。
桜「お待たせしました…！」
渡「……そんな服持ってたんだ」
目を丸くする渡辺くん。似合ってなかったかな…不安になってると私の髪を指に巻き付けて、
渡「似合ってんね、可愛い」
なんて、もうホストモード。恥ずかしくて顔をキュッとさせるとどんな顔だよ、といつも通り笑う。
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愛菜(プロフ) - 青オチ、、、 (2021年5月31日 20時) (
レス) id: eaa6d7c725 (このIDを非表示/違反報告)
莉玖(プロフ) - 番外編でもいいので紫さんオチが見たいです…！ (2021年4月20日 17時) (レス) id: 9ac14349c7 (このIDを非表示/違反報告)
ばーど(プロフ) - ifストーリー、是非とも読みたいです…！ (2021年3月14日 23時) (レス) id: 82943446c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 黒さん落ち人気なのは100も承知ですが紫さん落ち見たいです、、 (2021年3月10日 11時) (レス) id: 896f915d67 (このIDを非表示/違反報告)
meno(プロフ) - 初めまして. 全員見たい気持ちが強いんですが…,黒さんオチで絞ってもらって,亀更新でも超淡白でも構わないので番外編扱いで他メンのもあったら嬉しいなと思いました…!! (2021年3月8日 0時) (レス) id: a41f81c6b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みん
| 作成日時：2021年2月7日 17時
