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成「なに、して、」
岩「ここから俺の名前呼んでんだって思って」
成「っ、汗、かいてるから」
岩「んー…」
何を思ったのか少し歯を立てて甘噛みする。痛くないけど、そういう問題じゃない。押し返そうとしてるのにビクともしない。それどころかだんだん後ろに下がっていってる気がするんだけど…
それは気の所為ではなかったらしく、私は照に押されて床に倒れ込んだ。頭を打たないようにしてくれたのはありがたいけど、それをするならそもそも倒さないでほしい。
岩「収まり良いね」
成「あなたが大きいからです」
私の顔の横に手をついている照、私はその中にすっぽり収まっている。それもそうだ、体格差は歴然としているのだから。分かりきっていることなのに、なんだか嬉しそう。
岩「このまま閉じ込めときたい」
成「怖いこと言わないでよ」
岩「本気だけど」
笑って返そうとしたけど目が本気で思わず息を呑んだ。どうしよう、と思っていた時予想していたより早くメンバーが到着したのかノックなしに扉が開いた。
深「お疲れー……おい、俺このパターン多くねぇか」
入ってきたのはふっか。そういえば前もゆり組にもみくちゃにされている時にふっかが来たんだっけ。
深「照!俺にこないだ説教しといて同じことしてんじゃねーか!」
岩「俺はいいの」
深「何理論だよ!」
起き上がる照に釣られて私も体勢を起こし、乱れた髪を直す。ぷりぷりしているふっかを横目に結び直していると何かに気づいたふっかが私と鏡の間に来る。
深「…なる、喉赤くね?」
成「エッ」
結んでいた髪も忘れて鏡に近寄り言われたところを見ると確かにほんのり赤い。あの人やってくれたな、と鏡越しに視線を向けると顔を背けて肩を揺らしていた。
成「…照」
岩「ごめん、跡はつけてないからすぐ治るよ」
成「そういう問題じゃ、」
深「おいおい待て待て、説明しろ」
邪魔しないでよふっか、と思ったけど鬼の血相だったのに話に入れないわけにはいかず、一から説明する羽目に。なんでこんな恥ずかしい仕打ちを受けているんだ…
深「…おい照、マジで重罪」
岩「悪かったって」
本当に反省してるのか、と言いたくなるがそれ以上にふっかが怖いので私は黙っておきます。
深「…なるも、もっと警戒しなさい」
成「はい、以後気をつけます」
すみませんでした、と頭を下げると大きなため息をつかれる。やめて傷つくから、許してよママ。
_*→←Yellow vs Purple vs White*
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みん(プロフ) - わたしさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて凄く嬉しいです(T_T)これからもよろしくお願い致します<(_ _)> (2020年7月8日 13時) (レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
わたし(プロフ) - 主人公ちゃんがかっこよくて好きです~~~~~!!!!!!美味しい文章をありがとうございます!!!!!!応援してます!!!!!!超好きです!!!! (2020年7月7日 17時) (レス) id: eaf3503dc5 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - 1wam0t0さん» ご指摘ありがとうございます!すぐ直させていただきました(;_;)今後ともよろしくお願い致します<(_ _)> (2020年7月5日 19時) (レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
1wam0t0(プロフ) - 館様との電話のシーン、名前変換されてないです( ; ; ) (2020年7月5日 1時) (レス) id: 4576a68623 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - riru____piさん» わああごめんなさい!すぐ直してきました!ご指摘ありがとうございます(;_;)こちらこそこれからもよろしくお願い致します<(_ _)> (2020年7月1日 17時) (レス) id: c2c6a86059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みん | 作成日時:2020年6月29日 0時