Q.メンバーは恋愛対象ですか？

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そうふたりで話していると後ろから聞こえた足音。振り向くよりも早く私に覆いかぶさって強い力で抱きしめられる。


渡「知らない会話しないでください」
宮「教えてあげようか？Aが俺の言葉でドキドキしちゃって寝れなくなった話」
渡「っ、やだ、いい」


ギュッと力を込める翔太。2人の視線の間にはバチバチと火花が見える気がする。これはかなり面倒な状況なんじゃないか…？


渡「俺の方がドキドキさせられるし」
宮「へぇ…」
渡「勝負してもいい」
宮「いいよ、してみようか」
成「いや、あの、私の意見は…」


きっと私の声なんて聞こえていない。聞こえていたとしても聞こえないふりをして都合よく続けようとしている。

翔太が私を離して舘とは反対側に座る。私の手を取って手首を口元に近づけると、わざとらしく音を立ててそこに唇を落とした。

何してんだ、と言おうとし口を開いた時反対側の手を舘が掴んで同じように口元に持っていくと翔太とは違う手のひらにキスをした。


成「ちょ、離しっ、ッ翔太！！」


翔太は手首にキスをしたあと少しだけ舌を出して舘に見せつけるようにペロッと舐める。カァッと熱くなって体を離そうとするよりも早く舘が翔太が掴んでいた方の手と自分が掴んでいた手をまとめて自分の方に引き寄せる。


宮「やりすぎじゃない？」
渡「勝負だろ」


手を引かれた反動で舘の足の間に背中から倒れた私を追いかけるように翔太が近寄ってくる。舘の足の横に手を着いて私を覆い隠した。


成「だ、出して…」
渡「どっちがドキドキするか言ってくれたら出してやる」
宮「自分の気持ちに素直になっていいんだよ」
渡「それどういう意味だよ」


頭上でバチバチしているところ申し訳ないんですけど私としてはどちらも同じくらいドキドキするんですわ。でもそう言ったってじゃあ勝負着くまでとか言い出しそうじゃん、翔太が。

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