【鬼滅の刃】甘い言葉に誰もが堕ちてゆく【男主】

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少年を近くにあった藤の家へ連れて行き寝かせる


「何故村の人々はあの少年以外何も言わなかったのだろうか」


『引越しと思ってたからね、
人がどんどん引っ越す村なんて不気味がられるからそれで隠してたんだよ』


「なるほど、人が寄り付かなくなっては廃れてしまう…
だがまだ幼い少年が助けを求めているというのに…」


年の近い弟のいる煉獄は余計に許せなかったのだろう、いつもと様子が全く違う


『今日の夜この子を連れて森へ行こう』


「何を言っているんだ！それでは少年が余りにも危険だ！」


『鬼はあの子を狙っている、連れて行かない手はないよ』


「だが！」


「僕行く…」


「！！少年いつから…」


「お兄さんが何を言っているんだ！って声出した時から…」


「起こしてしまってすまない…」


「ううん、それより僕何処だろうと行くよ」


「ダメだ！とても危険なところなんだ、少年が行っていいような所じゃない！」


「でも…僕お父さんとお母さんを助けに行きたい！」


まだ両親が生きていると信じている男の子に煉獄は死んでいるかもしれない事を話すか言葉を詰まらせる


『ありがとう、君の勇気に感謝する
一緒に行こうね』


「おいA！」


「ありがとう！僕頑張るから！！」


怖いが自分で両親を助けられると喜んだ少年を横に煉獄は怒る


「何を考えているんだ！
少年が危険な目にあうんだぞ！それに…」


『大丈夫、あの子の両親は生きているよ』


「なんの確証があるんだ！
今まではなかったようだが勘は100%ではないんだ！
それに


『あの子が居なければ鬼は現れない』


そう一言だけ言い放ちAはその場を後にした


(…Aは何を考えているんだ！)

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