・...S.K ページ39
加藤『はい』
シゲちゃんが電話に出る。
A「ごめん、今大丈夫？会えるかな？」
慶ちゃんのときとは違った緊張感がある。
加藤『、、、今小説書いてて、休憩入れようかなとも思ってたし、いいよ』
A「ありがとう」
加藤『俺の家までおいで、心配しなくても大丈夫だから』
、、、心配？
どういうことだろう？
電話を切る。
と、とりあえずシゲちゃん家に向かおう。
また、私は足を走らせた。
＿＿＿＿＿＿
ピンポーン
シゲちゃん家のチャイムを鳴らす。
すると、シゲちゃんが玄関まで迎えに来てくれた。
シゲちゃんの家に入り、手を洗った後、リビングのソファに座る。
加藤「珈琲でいい？甘いやつ」
A「あ、ありがとう」
さすがはシゲちゃん。私の好みを分かってくれている。
2人分の珈琲を用意して、シゲちゃんがソファに座る。
加藤「話、あるんでしょ？」
シゲちゃんが優しい目でこちらを見る。
A「え、、、と」
言葉に詰まる。
気持ちを伝えるって本当に、、、怖い。
すると、シゲちゃんが背中を優しくポンポンと叩いてくれる。
加藤「大丈夫だよ、俺もなんとなくだけど、気付いてたから」
ばっと、シゲちゃんを見る。
加藤「、、、好きな人、いるんだよね？」
A「ご、ごめんなさ、、、」
涙が出る。
私、泣いてばかりだ。情けない。
A「私、私ね、、、、」
加藤「うん」
シゲちゃんも私に気持ちを伝えるとき、こんな感情だったのだろうか。
A「慶ちゃんのことが好きなの、だから、シゲちゃんとは付き合えない」
加藤「、、、うん」
加藤「振ってくれてありがとうね」
加藤「でも、よかった、Aが気持ちに気付けたみたいで」
A「、、、？」
加藤「いやさ、Aのことが好きなのは本当だけど、さっきも言ったでしょ？気付いてたって」
加藤「少し寂しいって気持ちもあるけど、そんなに不思議と辛くない」
加藤「だから、泣かないで」
加藤「多分、伝えられただけで、十分幸せだったんだと思う」
加藤「ありがとうね、A」
、、、シゲちゃん。
A「ありがとう、シゲちゃん 私、シゲちゃんに好かれて嬉しかった」
加藤「それはどうも」
笑い合う。
あぁ、シゲちゃんで良かった。
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えり(プロフ) - 結乃さん» はじめまして！ご指摘ありがとうございます。修正しておきますね！ (2022年3月25日 8時) (
レス) @page5 id: 0ce97278be (このIDを非表示/違反報告)
結乃 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡ •...K.Kのここの部分 私がいるかなかな？そりゃ、警戒するよね、久しぶりだもん。 これ正しくは私がいるからかな？ではないんでしょうか？ (2022年3月25日 1時) (レス) @page6 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2022年1月6日 13時
