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・...K.K ページ38

小山「ちょ、、、こっちきて!」

と、手を引っ張られリビングに向かう。



ソファに座らされ、慶ちゃんが横に座る。



小山「どうしたの?なんで泣いてるの?」

優しい声でなだめてくれる。



A「ごめんね、いっぱいいっぱいになっちゃって」

慶ちゃんは私が泣き止むまで ずっと待ってくれた。





小山「、、、シゲのこと報告に来たんだよね?」




やっぱり、知ってるんだ。
シゲちゃんから聞いたんだ。






小山「俺、シゲとAの恋、応援するよ」

小山「グループ内だからって遠慮しなくていいからね」

小山「ほら、、、あの、妹みたいに可愛がってたから、寂しい気持ちもあるけど、さ」

小山「おめでとう」






今、なんて言った、、、?

、、、応援する?

妹みたい、、、?

おめでとう、、、か。
もう、付き合っちゃえ、ってことかな?



頭を殴られたような感覚だった。






慶ちゃんは私がシゲちゃんと付き合っても良いの?





そこで、初めて、気付いた。





あぁ。気になる人程度のもんじゃなかった。
自分の気持ちに気づかないふりしてた。
それで、シゲちゃんもまっすーも傷つけることになったんだ。
ううん、私が傷つくのが怖かったんだ。



私が好きなのは、紛れもない、








慶ちゃんなんだ。





A「、、、それ、本気で言ってるの?」



小山「、、、うん、、、本気だよ」


そ、、、、っか。
そっかぁ、そっかぁ。



私、振られたんだ。告白もできないまま。





A「そっか、ごめんね、ありがとう」

ダメだ、今、泣いちゃダメだ。




精一杯の笑顔を。
私ができる、最大級の笑顔を。
作れ、作るんだ。
慶ちゃんが困らないように。



A「慶ちゃんの気持ちが聞けてよかった」

すくっと立ち上がり、慶ちゃんの方へ振り返る。





A「それじゃあ、またね」

ありがとう、慶ちゃん。




小山「、、、もう、帰っちゃうの?」

A「うん、シゲちゃんに用事があるんだ」

小山「そっか、、、」



これ以上、慶ちゃんは何も言わなかった。


慶ちゃん家を出て、シゲちゃんに電話をかける。
シゲちゃんにも本当の気持ち伝えなきゃ。



もう、逃げるのは辞める。






まっすーと約束したんだから。



私は、慶ちゃんが好き。



スマホを取り出し、電話をかける。
シゲちゃんに嫌われる覚悟を持って。

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えり(プロフ) - 結乃さん» はじめまして!ご指摘ありがとうございます。修正しておきますね! (2022年3月25日 8時) (レス) @page5 id: 0ce97278be (このIDを非表示/違反報告)
結乃 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 •...K.Kのここの部分 私がいるかなかな?そりゃ、警戒するよね、久しぶりだもん。 これ正しくは私がいるからかな?ではないんでしょうか? (2022年3月25日 1時) (レス) @page6 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えり | 作成日時:2022年1月6日 13時

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