もう、誰かを傷つけるのは嫌だ。だから、声を、捨てる。

なくなった声２ ページ2

さっきはカラ松兄さんに当たってしまった。
謝りたいけれど、俺の口からでるのは汚い言葉で、傷つける言葉。


こんな声なんていらない。


カラ松兄さんだけじゃない。おそ松兄さんやチョロ松兄さん、十四松にトド松。

俺の言葉は皆を傷つける。


うーんと悩んでいるとカラ松兄さんが俺のところにきた


カラ「なにか心配事でもあるのか？」

いつにも増してとても落ち着く声で優しく声をかける

でも僕は…

一「うっせ！クソ松に関係ないだろ！誰でも悩みなんかあるわ！ボケ！」

こんなことが言いたいんじゃない


カラ「そ、そうか、その悩みを俺に打ち明ける気はないか？
楽になると思うぞ？」


ついに僕はカラ松兄さんの胸ぐらをつかんだ


一「なんでも、なっ…」

あ、れ？

カラ「一松？」


一「」


声を出せない？
そんなはずはない


カラ「一松！？どうしたんだ！」


カラ松兄さんの胸ぐらはいつの間にか外れておりカラ松兄さんの顔が目の前にあった


僕はカラ松兄さんを突き放して外にでた


外にでて走った。いく宛も…あるか。路地裏に行こう。
昨日はおそ松兄さんに煮干しを食べられたからポケットにいれるようにした

路地裏についた

にゃー

やっぱり猫のとこにいくと癒される
煮干しをあげる。

僕の声はどこにいったのかな
一瞬だけ不安だったけど
でも別にいいや。僕の言葉で誰かが傷つくのなら声なんていらない。


＿＿＿＿＿
途中俺から僕になってますが間違いではないです。

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