【selly】道を間違えずに進めたら良かったのに。[完結]

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｢Aさん、あの…あれ。なに、bath？showerだ｣




｢お風呂ですか？｣




｢お風呂か…。それやるの？｣





ご飯を食べ終え、何となく2人とも席から立たないでいると居候するにあたっての決め事がゴロゴロとではじめた



｢シャワーだけでも頂きたい……えっとやりたいです｣




｢シャワーだけ？先にしていいよ｣




｢え、いえ。私後でいいですよ、全然｣



｢オレやる事がある｣



｢あ、用事か｣





そうそう。とsellyさんはうなづく

そっか……なら、先に済ませてsellyさんが用事済ませた時に心置きなくお風呂に入ってもらう方がいいか…





｢そういうことなら先に入りますね。上がったら教えます｣




｢はいはい｣







もう入るの？と聞かれたので、私はなるべく早く終わらせるために入りますと答えた

sellyさんが立ち上がったのでたぶんお風呂の場所を教えてくれるのだろう



引き戸を開けるとバスルームがあって、シャンプーとボディーソープがどっちかも教えて貰った




｢これ、新しいから使っていいけど｣




そう言ってバスタオルまでも用意してくれる
これは助かった


私が日本から持ってきたものなんて、化粧品と部屋着と着替え2着だけだ


あとはお姉ちゃんの家で洗濯とかなんなら貸してもらおうと思ってたので最小限の荷物なのである






｢他に欲しいのなに｣




｢これだけあれば十分です。ありがとうございます｣



｢はい｣

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