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164話 ページ20

Aside





だがしかしある意味その類ではある。


この後に控えてるもの…烏野高校文化祭恒例の目玉イベントといっても過言ではない“アレ”





………男のミスコンだ。





女装した、男による、ミスコン。





『お代はいいですから。ハイ、お帰りくださいませご主人サマ?』


天童「え!篠宮くんの奢り!?ありがと!」


『どうせ今お金持ってないでしょ』


天童「うんっ!!」





やっぱり先輩は最初から俺の奢り予定だったんですね!


そうだろうとは思ってた!うん!





天童「じゃあアレやって!いってらっしゃいませご主人様〜ってやつ」





やっと立ち上がった2人


やっと解放される俺


まあこの後には地獄が待っているんだが






『怒られにいってらっしゃいませご主人様ァ!』


天童「若利くんこの子絶対にぶっ潰そうネ!!」






教室から出て行くのを見送ると、ふぅとため息を吐く。


今更だが教室にバレー部が誰もいないかを確認する。





(……まだ、言うべき時じゃない。)





俺が不完全な状態であることを幸いにも誰も気づいていない。


マネージャーをたまにやる理由だって暗黙の了解となっていて、俺の身体がついていかないことが本当の理由だと知っている人は誰もいない。


教室内にはよく見知った顔はひとつもなく、安心してまた息を吐くと、





縁下「…A、」


『おお、縁下。そろそろ準備行くわ』


縁下「…そうだな…もうそんな時間か」





縁下がぎこちない笑みを浮かべて話しかけて来た。


コイツがそんな顔をするだなんて珍しい。


何かあったのだろうか?





縁下「今年のグランプリはAだな」


『まあな、任せろ。完ペキに化けてやる。ここまで来たらやるしかねぇ』


縁下「獲れなかったらハーゲンダッツ」


『……獲れたら?』


縁下「ゴリゴリ君」


『待って俺スッゲー安上がりすぎない??』





そんなこともないか。


ふと感じた違和感はいつも通りの返答で拭い去られた。




……けれど控え室に向かう間に縁下は何も喋らず、


俺と一度も目を合わせず、唇を噛んで俯いていた。

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ニノ - マジ神ですね!一瞬ではまりました!リクエスト良いですか!? (2021年3月3日 23時) (レス) id: 2da73a2d31 (このIDを非表示/違反報告)
焔蘭 - 初めまして!!!!めっちゃ面白いですね!私にもそんな文才を分けて欲しいです笑頑張ってください! (2019年3月6日 11時) (レス) id: 11e9f49b77 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶クリーム - 皆様すみません!!ご迷惑お掛けしてます!!私の方も新しくURLを所得してまいりますので…!!!!本当にすみません┏○┓ (2018年1月13日 9時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - あ、いえいえ。そうなんですね。バグですか……。明日には直ってるといいですね。一刻も早く直ってほしい限りですね……! (2017年9月18日 20時) (レス) id: cc7912d21e (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - 美桜さん» 只今作者も確認しましたが作品内のURLだけでなく、HPの方からも見れなくなっています(;_;) 何らかのバグかも知れません、ご指摘ありがとうございます。解決方法探してみます! (2017年9月18日 20時) (レス) id: ab4af77f12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱや | 作成日時:2017年8月20日 20時

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