158話 ページ14
縁下side
「A戻ってこねぇなー」
「ま、あのビラの量だからな」
「わ、私…Aくん手伝って来よっかな…!」
「えっ!ズルい!それなら私も!」
Aがいなくても教室はAの話が飛び交う。
俺の本日のシフトは終わったので制服に着替えて大地さんとスガさんと旭さんのテーブルに同席している。
菅原「せっかく来たのになんでAがいないんだよー」
東峰「やっぱりAは人気者なんだなぁ」
菅原「Aはどっちなの?メイド?」
澤村「さすがに執事だろ」
先輩方に来てもらったというのに申し訳ない。
電話を入れるも連絡がつかないAを探しに行こうと腰を上げたとき、
『ご主人様がお二人おかえりでぇーす…』
澤村&菅原&東峰「「おっ」」
廊下の外から投げやりな声がした。
客を案内して帰って来たのか。
メイドカフェ独特の雰囲気にもはや慣れてしまったクラスメイトたちがおかえりなさいませ、と声をかける。
教室に入ってきたのはげっそりしたAと190近くある白ジャージの男2名。
縁下&東峰「んんっ!!?」
澤村「もっ、もしかして…!」
菅原「あれって…!?」
Aは俺たちに気づかず、奥の席に彼らを案内した。
テーブルで頭を寄せ合い、小声ながらも叫ぶ。
澤村&菅原&東峰&縁下「「「牛若ァ!?!!?」」
白鳥沢学園 排球部と書かれたそのジャージを着ているのは、
全国3本指に入るスパイカーである宮城の絶対王者だった。
『…じゃ、俺仕事あるんでこのへんで。ごゆっくり〜』
牛島「お前も座れ」
『だっから仕事だって!!』
天童「オレたちだってロードワークさぼってるわけだし?」
『それはそっちの都合じゃないですか。俺は大っ変残念ながらまだシフト中なのでゆっくりお話出来ないんですよ〜』
にこにこと笑うAは、赤い髪の人に「いい笑顔だネ!潰したくなちゃう!」と頭を押さえつけられていた。
澤村「……よし、ちょっと落ち着こう」
菅原「それが良さそうだな」
東峰「あの執事はAだろ?」
縁下「それであの赤い人はともかく、もう一人は白鳥沢の…牛島若利……」
超高校級の大エースである彼が数メートル先の席に着いている。
澤村&菅原&東峰&縁下「「……なんで!!?」」
俺たちは頭を抱えて混乱した。
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ニノ - マジ神ですね!一瞬ではまりました!リクエスト良いですか!? (2021年3月3日 23時) (レス) id: 2da73a2d31 (このIDを非表示/違反報告)
焔蘭 - 初めまして!!!!めっちゃ面白いですね!私にもそんな文才を分けて欲しいです笑頑張ってください! (2019年3月6日 11時) (レス) id: 11e9f49b77 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶クリーム - 皆様すみません!!ご迷惑お掛けしてます!!私の方も新しくURLを所得してまいりますので…!!!!本当にすみません┏○┓ (2018年1月13日 9時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - あ、いえいえ。そうなんですね。バグですか……。明日には直ってるといいですね。一刻も早く直ってほしい限りですね……! (2017年9月18日 20時) (レス) id: cc7912d21e (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - 美桜さん» 只今作者も確認しましたが作品内のURLだけでなく、HPの方からも見れなくなっています(;_;) 何らかのバグかも知れません、ご指摘ありがとうございます。解決方法探してみます! (2017年9月18日 20時) (レス) id: ab4af77f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱや | 作成日時:2017年8月20日 20時