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JM「あんた、今ここで誰と会ってた？」
少しだけ静寂が流れたあと、僕の問に
何も知らないと言うように彼女は答える。
「誰って…私ひとりだけだったわよ
ここに来るのはいつもテヒョンと貴方だけでしょ？」
流石一国の王女だけあって肝が座ってるのは
前から認めていた部分でもある。
しかし、所詮籠の中で暮らしていた鳥だ…
僅かに強ばったその口元と無意識に手首を摩っていて
いくら強気な姿勢でも、それでは惜しい。
JM「僕を騙せると思ってるの？
素直に言った方が相手の為でもあると思うけど…
あんたは知ってるでしょ？僕がどんな人間なのか
その目で見たはずだよね…」
「っ…！」
あの時の事を思い出したのか
一瞬Aの瞳に恐怖と怒りが宿る、でも
小さく息を吐き溢した言葉にジミンは耳を疑った。
JM「え…？なんて？」
「だから、ここで働く料理人見習いの方です」
JM「料理人見習い？なんでそんな奴と」
「偶然お会いしてから、初めて食べる人間の国の
お料理を分けてもらって仲良くなったの…
今日は外からここに居る私を偶然見かけて、
外では話せないでしょ。だから部屋に上げたの」
てっきりエデンから彼女を奪還しようと
刺客が送り込まれたと思っていたが、
あまりに予想外な回答に気が抜けてしまう。
しかし、極秘である存在を知られてしまったのだ
野放しにしておくわけにもいかない。
JM「で？そいつの名前は？」
「素直に言ったら、許してくれる？
お願いっ、彼は親切にしてくれただけなの！！
どうか酷いことはしないで、
何か罰を受けるなら私が受けるから…お願いジミン」
JM「…それは直接会ってから決める。名前は？」
「…ジ、ジン」
JM「…あんたも自分の立場をもう一度考える事だね」
部屋を出て料理場まで歩き出したジミン。
彼女のさっきの表情を思い出しながら
ぼんやりと浮かんだ考えを消すように頭を振った。
JM「おい、ここにジンという者は？」
『ジ、ジミン様！？何故こんな所へ！』
JM「ジンはどこだと聞いている」
JN「僕がジンですが…僕に何かご用意でしょうか？」
JM「ついて来い」
人気の無い場所まで来て振り返る。
オドオドしてなんとも弱そうな奴だ
JN「ジミン様…こんな場所まで来て一体」
JM「お前、Aを知っているな？」
名前を聞いた途端、あからさまに固まった目の前の奴
もはや聞くまでも無いか…
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リウ(プロフ) - 麻央さん» 初めまして(^ ^)お立ち寄りいただきありがとうございます。引き続きお楽しみいただけるよう頑張ります(o^^o) (2020年6月10日 11時) (
レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - ゆなさん» 初めまして(^^)たくさん読み返していただき嬉しいです。ありがとうございます。続編も出したのでそちらもぜひ宜しくお願いします(o^^o) (2020年6月10日 11時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
麻央(プロフ) - リウさま、初めまして。作品拝見しました。綺麗なタイトルに惹かれ、読み込んでいくうちに、物語の奥行きに圧倒されました。とってもあたたかく、胸が焦がれるような作品ですね。続きを楽しみにさせて頂きます^ ^ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 9d4977984c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - はじめまして！！このお話好きすぎてもう何回も読み返しています！続編楽しみに待ってます！ (2020年4月29日 19時) (レス) id: 7b504efb24 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます(^^)楽しんで頂けているようで、私も嬉しく思います。引き続き頑張りますので、どうぞ最後までお付き合いくださいね。宜しくお願い致します(^^) (2020年2月21日 2時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リウ | 作成日時：2019年5月28日 6時
