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2日が経っても警戒は解かれず、

外に出る時も必ず護衛が付くようになった。

そして、今日はいつもと少し違った

「テヒョン、この前も言ったでしょう」

TH「ん?何が?」

「毎日高価な物を私に渡す必要はないの…
私今の状態でも満足してるって伝えたでしょう?」

JM「…」

TH「これ気に入らない?好きじゃなかった?」

「っ、そうじゃなくて」

TH「あぁ、じゃあ交換させるね!
Aはどんなのが好き?扇?腕輪とか?

あ、髪飾りはまだあげたことないね!
次はそれにしよーっと」

「テヒョン、だから」

TH「いいんだって!俺があげたいから!!!」

突然大きな声をあげたから体が自然と跳ねた。

TH「…俺がしてあげたいんだからいいの。
負担に思わないでよ、ただしてあげたいだけだから」

「…テ、ヒョ」

JM「テヒョン様、公務の時間です。」

TH「うん…大きい声出してごめん…また来る」


初めて見たテヒョンの怒鳴る姿。

あれは怒りなのだろうか、どこか苦しそうにも見えた

いつもと違ってその背中は自信を失ったように

小さく見える…どうしたのだろう

少し振り返ったジミンと目が合うが

何も言わずに去っていってしまった。

いつも笑顔で話しかけてきた彼の初めて見る表情に

戸惑いながら、手の中にある美しい刺繍がされた服を

呆然と見つめることしか出来なかった。

この部屋は彼から貰ったのもので溢れかえっていた



最近外に出れないせいでジンにも会えずに居る

もちろんユンギにも会えていない。

部屋の中から外を眺めていると、

少し離れた所に荷物を抱えたジンに似た姿を見つけ

咄嗟に窓に張り付いていたことに気づく。

「気づいたとしてどう説明したら…」

諦めようとした時、こっちを見て目が合った…はず。

そしてこちらへ駆け寄って来たのだ。


JN「Aちゃん!!うわっ!!」

「危なっ、ジン!」

転びそうになった彼に手を伸ばそうとしたが、

自分が部屋の中にいた事に気づきもどかしくなった。

今まで我慢していた窓を思わず開けてしまったのだ

「ジンっ、そんな荷物を持って走ったら
危ないじゃない!」

JN「いや〜僕もびっくりした!
それよりこんな場所で何してるの?」

「そ、それは」

JN「…もしかしてここ、家?ここに住んでたの?」

私より奥に目線がある、もう言い訳も出来ないだろう

「そう、ここに住んでるの…っえ?ちょ!」

よいしょっと…なんて言いながら

家の中に入って来たのだ。

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リウ(プロフ) - 麻央さん» 初めまして(^ ^)お立ち寄りいただきありがとうございます。引き続きお楽しみいただけるよう頑張ります(o^^o) (2020年6月10日 11時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - ゆなさん» 初めまして(^^)たくさん読み返していただき嬉しいです。ありがとうございます。続編も出したのでそちらもぜひ宜しくお願いします(o^^o) (2020年6月10日 11時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
麻央(プロフ) - リウさま、初めまして。作品拝見しました。綺麗なタイトルに惹かれ、読み込んでいくうちに、物語の奥行きに圧倒されました。とってもあたたかく、胸が焦がれるような作品ですね。続きを楽しみにさせて頂きます^ ^ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 9d4977984c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - はじめまして!!このお話好きすぎてもう何回も読み返しています!続編楽しみに待ってます! (2020年4月29日 19時) (レス) id: 7b504efb24 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます(^^)楽しんで頂けているようで、私も嬉しく思います。引き続き頑張りますので、どうぞ最後までお付き合いくださいね。宜しくお願い致します(^^) (2020年2月21日 2時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リウ | 作成日時:2019年5月28日 6時

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