…27 ページ27
YG「お願いしますっ、国王陛下！！
この国の存続に関わります！」
父「何度も言っているだろう…それはダメだ」
YG「っ…きっとAに何かあったのです！
彼女が居なくなってからこの国はっ
確実に滅びの道を進んでいます…！」
YG父「ユンギっ、口を慎め！」
父「よい…ならばお前は、その不確かな証拠で
この国を戦地とし、民が皆殺しになっても良いと
そう言うのか？…ユンギ、私だって
Aを忘れた日など無いのだ…もう下がれ」
YG「陛下っ！！貴方も分かってるはずだ！」
YG父「連れ出せ」
もう何度目だろうか…唇を噛み締めた
あの話を聞いた後、街1番の長寿の所まで
Aと日照りの関係を聞きに街まで出た。
YG「あなたが…」
『おやおや、私に何か用かい？』
白髪の女性、きっともう900年は生きてるだろう
YG「あなたに聞きたいことがあって来ました。
水の精霊…Aについて」
精霊はこの地に愛され、選ばれて生まれてくる。
そもそも、今のように４つの精霊が
同時に揃うことなど滅多に無いのだ。
その中でも土と水の精霊は、この地と深く繋がっている
この地を作ったのは古代の土と水の精霊。
だからここは山を越え木々に守られ、
滝や川などそれに関わるものが多い。
大地を削り草木を植え、水を流して育てたこの地は
民にとって、とても暮らしやすい場所となった。
そして、水の精霊が弱り生き絶える時
この土地は枯れ果てその時代を終える
そう言い伝えられて来たのだ。
この土地とAは結ばれているが故
彼女が弱るとこの地も同じように弱ってくる
そう言う事だ。
YG「それが本当ならば…今」
『A様が弱りかけていると言うことだよ…
このままだと、この場所の水は消えて
水の精霊が再び生まれてくるまで
ここでは暮らして行けなくなるねぇ…
この土地はA様とナムジュン様が居て
豊かになる土地なのだからね』
YG「どちらかが欠けてもだめなのですか」
『生きて、ここを想い祈りを捧げてくれれば
問題はないのさ…もし欠けた時は
残りの３つの精霊が新しい土地と時代を
築き上げなくてはいけないのだよ。』
そうやって民は生き延びてきたのだった。
YG「この事はあなたしか？」
『いや、きっと国王様も分かっているさ。
けど、あの方のお気持ちも良く分かるよ…』
YG「俺は…Aを救いに行きたいんです」
『簡単では無いだろうねぇ…』
YG「それでも、行きます」
『そうかい…』
そして今に至るのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 724人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リウ(プロフ) - 麻央さん» 初めまして(^ ^)お立ち寄りいただきありがとうございます。引き続きお楽しみいただけるよう頑張ります(o^^o) (2020年6月10日 11時) (
レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - ゆなさん» 初めまして(^^)たくさん読み返していただき嬉しいです。ありがとうございます。続編も出したのでそちらもぜひ宜しくお願いします(o^^o) (2020年6月10日 11時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
麻央(プロフ) - リウさま、初めまして。作品拝見しました。綺麗なタイトルに惹かれ、読み込んでいくうちに、物語の奥行きに圧倒されました。とってもあたたかく、胸が焦がれるような作品ですね。続きを楽しみにさせて頂きます^ ^ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 9d4977984c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - はじめまして！！このお話好きすぎてもう何回も読み返しています！続編楽しみに待ってます！ (2020年4月29日 19時) (レス) id: 7b504efb24 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます(^^)楽しんで頂けているようで、私も嬉しく思います。引き続き頑張りますので、どうぞ最後までお付き合いくださいね。宜しくお願い致します(^^) (2020年2月21日 2時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リウ | 作成日時：2019年5月28日 6時
