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「・・・・・・おまえ、どーしたの？」
そう言って急に立ち止まった翔に、ぶつかりそうになった。
「・・・・・・・え？」
どーしたのって言われても・・・・・・
答えようがないのよ、こっちも！ (汗)
「何か変なんだけど。」
「・・・・何が？」
「珍しく、すげー真剣な顔して考え込んでるし。」
「何それ。まるで私がいつもは考えてないみたいな(ムカ)」
「そーは言ってないけどさぁ。何。何かあった？」
「え・・・・・いや、その・・・・・」
助け舟のように、超高級ブランドのジュエリーの広告が視界に入った。
「クリスマスプレゼント、何にしようかなって・・・・」
どうだろう？
上手く誤魔化せたかな・・・・
翔の顔を盗み見してみる。
「クリスマスって・・・・・気が早ぇだろ、おまえ。」
笑いながら、また歩き出す。
この道は、きっとあの店に行くんだな。
2人でよく行ってた店。
ほどよく人目につかずにごはんを食べられる、あの店。
付き合ってた頃の、その店にいる自分たちを思い出す。
そんなにしょっちゅう一緒にごはん食べたりできるワケはなかったけど、それでもお互いの時間を遣り繰りして逢ってた。
翔の好きな魚介の料理が美味しかったなぁ。
私も好きだったから、いっつも最後取り合いになって。
でも、最終的には私にくれるんだよね。いつも。
その記憶の一端から一気に、記憶の映像が脳内に溢れ映し出され始めた。
出逢った頃の、まだ大学生だった翔。
出逢ったスキー場の、雪が舞う光景。
初めて２人っきりで出かけたドライブ。
初めて重なった手から伝わった想い。
初めてキスした後の照れた顔。
初めて腕の中で抱かれた夜を灯す明かり。
何度も確認した鼓動。体温。呼吸。声。
それら全て手放した、あの夜の空気すらも。
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羊羽(プロフ) - うさぎ丸さん» 初めまして☆こちらこそ、読んでいただいた上に嬉しくなる感想いただいちゃって感謝カンゲキ雨嵐です。楽しんでいただけたならこれ幸い、書いた者冥利に尽きます(○´艸｀)他のものも楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2015年6月27日 9時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ丸 - 初めまして！櫻井担です♪素敵なお話、ありがとうございましたm(_ _)mこんな素敵な作品を読めて嬉しかったです♪作者名から羊羽さんの他のお話、拝見しに行きます(^o^)v (2015年6月26日 18時) (レス) id: af0ac92990 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - ポヨリンさん» こちらこそ、嬉しい感想ありがとうございます〜〜！深謝☆ (2015年3月10日 11時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - お疲れ様でした。素敵な作品をありがとうございますm(_ _)m (2015年3月8日 23時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
ポヨリン(プロフ) - 羊羽さん» ぜひ！来てください！今、更新真っ最中です。ぼちぼちしか更新していませんが一言いただけるとありがたき幸せ。 (2015年2月28日 11時) (レス) id: faa9497605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2015年2月10日 14時
