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LINEを送ってから一分後。紗希からは『うるせぇこのウ○コ嬉しいよありがとう』とツンデレなのか、なんだかよく分からない返信が来た。
一応冗談として受け取っておく。
やっぱり起きてたか、と思わず口元が緩んで、続いてTwitterの通知を確認した。
「…………ん?」
『ありがとう!』
通知の一件目と二件目には、紗希が私の誕生日ツイートに"いいね"して、更に私宛てにリプライをしたときのツイートが表示されていた。
ただ、問題は通知の三件目。
『俺の誕生日知ってたんだwありがとう』
というリプライが届いていたのだ。
待って、誰――――
と思う前に、アカウント名を見てビクリとする。
「……たまちゃん?」
確かに、私は誰に宛てるでもなく、さも自然に紗希の誕生日を祝うような内容のツイートをした。
それがまさか、紗希と同じ誕生日であったたまちゃんから反応が来るとは思わなかった。
脳裏を巡る、たまちゃんと"彼女"の逢い引き現場。
どうしようもなくムシャクシャして、私はスマホをベッドに向けて放り投げた。
それからは、紗希からのLINEを告げる通知プレビューが液晶画面で光ってはまた消えて、薄暗い私の部屋を照らしていた。
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かなこ - 面白いです!忙しいとは思いますがこれからも更新頑張ってください!応援してます (2017年1月14日 10時) (レス) id: 44840db7e6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆのん(プロフ) - すごい面白いです!もし何ですが私が、作った作品も読んでください! (2017年1月12日 22時) (レス) id: a82c72c54a (このIDを非表示/違反報告)
夢見沙也加(プロフ) - 涼河 最愛さん» ありがとうございます。そう言っていただけると受験生にも関わらずますます調子に乗って更新してしまえそうです。応援よろしくお願いします(´∀`) (2017年1月11日 7時) (レス) id: c8739959ef (このIDを非表示/違反報告)
涼河 最愛(プロフ) - すごく面白いです!!文章がとても素敵だな、と思いました。更新楽しみにしてます! (2017年1月10日 22時) (レス) id: 3dc9ed19e6 (このIDを非表示/違反報告)
夢見沙也加(プロフ) - ののさん» ありがとうございます。こんなただの妄想小説に反応していただいたこと、感謝致します(´∀`) (2017年1月9日 7時) (レス) id: c8739959ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢見 沙也加 | 作成日時:2017年1月6日 18時