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◇9◇ ページ10

side赤井

目の前の光景に言葉が出なかった。



見た目からして高校生の男女が、3対1で殴り合いをしている。


3人が鉄パイプ、そして1人は素手。



俺がこの廃工場に来たのにはわけがある。




...

昨日、沖矢昴として夕飯の食材を買いに行く途中だった。




高橋「いきなりなんですか!?」



叫びともとれる声が聞こえてきた。


何かあったのかと思い、声がした方に向かうと




後ろ姿だけだったがベルモットと、


今、鉄パイプで少女に殴りかかってる女がいた。





詳しいことはよく聞き取れなかった。


だが、今日ここで人を殺すと言っていたのは確かだった。


そして、組織の奴らがとどめを刺しに来るのなら



ここで待つのはチャンスではないか、と。



そう思った俺は組織の奴らを待っていたが……



一体なんなんだこれは。

いじめにしては度が過ぎている。



それに、いじめられてる少女は明らかにおかしい。



自分よりガタイのいい男を背負い投げ、


もう1人の女は既にねじ伏せていて、



はたから見たら彼女は強い。



だが、おかしい。



弱いわけでもないのに、なぜ、








リーダー格の女の攻撃は1度もよけないのか。




今もなお、攻撃を受け続けている。



朝も部屋から彼女らを見ていたが、すごく仲の良いわけではなさそうだった。




その時、



《ガンッッ》



A「ぐぁっっ…!」




少女は後頭部を思いきり殴られ、その場に倒れた。






動く気配がない…。



あのままでは彼女は本当に死んでしまう……



男「おっ、おい!これ、死んでるんじゃ……!」


高橋「かもね〜、でも、もし生きてたら面倒だから…」



女はそう言って鉄パイプをふりかざした。




赤井「………それ以上はやらせない」





俺は女が持ってる鉄パイプを撃ち落とした。




高橋「いっ!!?」





鉄パイプは女の手から落ち、鈍い音を響かせた。



男「おい!どこかに誰かいるのかよ!!」



高橋「あー、そっか。とどめを刺すのは任せたもんね。私が殺しちゃいけないのか。じゃあ、あとはこいつの処理まかせましたよー!!」



そう女は大声でいうと、そそくさと3人は逃げていった。

女はきっと、鉄パイプを撃ち落としたのはベルモットだとでも思い込んでるのだろう。



だが、残念だったな。


撃ち落としたのが組織ではなく、FBIで。



俺は急いで倒れてる少女の元へ駆け寄った。

◇10◇→←◇8◇


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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時

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