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◇47◇ ページ48

……あれから数日後、

毛利探偵事務所の下、喫茶ポアロに明るい少女の声が響いていた。


A「いらっしゃいませ!」


あれからAは赤井と共に工藤家に居候し、ずっと家にいるのが落ち着かないらしく、喫茶ポアロで働き出したのだ。

安室「どう?慣れてきた?」

A「はい、接客楽しいです!」

梓「覚えがすごく早いですよね、私なんかとは大違い!」

A「そんなことないです!」

コナン「こんにちわー」

A「いらっしゃ__ってコナンくん!っ!」


店のドアを開けて入ってきたのはコナンと


A「昴さん…」

沖矢「頑張っているようですね」


沖矢を見るなり、嬉しさで自然と笑顔になるA。


安室「こんにちわコナンくん、…と沖矢さん」

コナン「Aお姉ちゃんの様子を見に来たんだー」

安室「沖矢さんは毎日来てるじゃないですか。ストーカーですか?」

沖矢「毎日ではなく週3ですよ」

安室「たいして変わらないですから!」

梓「安室さん声が大きい!ほかのお客様に迷惑ですよ」

安室「あ、すみません」


そういうと安室は仕事に戻った。


梓「あ!沖矢さんのその指輪!」


お冷とお絞りを持ってきた榎本が気づいたのは、沖矢がしていた指輪。


梓「まさか結婚指輪とか!?」

沖矢「いえ…」

コナン「違うんだ、これはペアリングなんだって」

梓「なんだ、違うのかぁ」

沖矢「ええ、でも私にとって大切な人とのペアリングなんです」

梓「え!彼女さんですか!?」

沖矢「ええ、まあ」

コナン(それしかねーだろ)


コナンは苦笑いしながらAの方を見た。

Aの首にはネックレス。その先には例の指輪が。


コナン(ったく、朝から人んちで何してたんだか……あの後気まずくて出ていきにくかったぜ…)

沖矢「コナンくん、何か言いたい事でも?」

コナン「うっ、ううんなんでもないよ」


そう言って水を飲むコナン。
横目でAと沖矢を盗み見る。


A「!……(ニコッ)」


Aは沖矢と目が合うたびに笑顔になる。
もちろん、沖矢もだ。


そんな2人をみて、コナンはどこか嬉しくなっていた。





死にかけて、記憶をなくし、職と寝床も生きる希望も失った少女と


そんな少女を助けて恋に落ちた青年の出会いは



きっと、誰にも変えることの出来ない運命だったのだろう______。









*fin*

◆あとがき◆→←◇46◇


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆


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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時

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