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A「すっっごい美味しい!」
沖矢「なかなかですね」
安室「ありがとうございます」
今まで病院食しか食べてなかったAは安室のハムサンドを絶賛していた。
安室「Aちゃんは初めて食べた時と同じこと言ってるよ」
A「え…?そうか、私の知り合いなんですよね、ごめんなさい…怯えちゃって。記憶がなくて……」
安室「いや、君が人間不信になってしまった原因は僕にある……それに、記憶喪失なんだから記憶がなくて当然だよ」
沖矢「記憶はこれから取り戻せばいいだけのことでしょう」
A「うん!」
沖矢と安室と話している時のAの顔は、すごく穏やかな、優しい笑顔だった。
それからしばらく、安室と沖矢はAと話していた。
安室「……あ、もうこんな時間ですか」
沖矢「何か用事でも?」
安室「バイトの時間なんです。僕はこのへんで帰りますね」
A「あ、待って!」
Aが安室の服を控えめにつかむ。
安室「っ、どうかした??」
A「名前、教えてください」
安室は少し複雑な気持ちになりながら答えた。
安室「僕は安室透。好きに呼んでくれていいから」
A「はい、透さん!」
安室「!」
A「透さん、ハムサンドありがとうございました。」
安室「またそのうちもってくるよ。じゃあ。失礼します」
安室は沖矢にも軽く頭を下げ、病室をあとにした。
安室(透さん、か……前まで安室さんだったから、なんか変な感じだなー…)
そんな安室の顔は少し赤みがかっていた。
沖矢「……何か思い出せそうですか?」
A「ううん、何も……ただ、めっちゃ美味しかった」
沖矢「クスッ))それは私も同感です」
A「そういえば、院長さんと何かお話してたんですか?」
沖矢「ああ、実は……」
沖矢は退院後のことを話そうと口を開けた。
だが、すぐに閉じてしまった。
沖矢「Aの傷の治りが順調だって話していたんです」
A「そうなの?」
沖矢「ええ、すぐに完治してしまいますかもね」
A「それならいいなー!早く昴さんじゃなくて、秀一さんとドライブに行きたい」
沖矢「無事に退院したらできますよ」
A「すっごい楽しみ!」
沖矢「……」
沖矢はまだ話すべきではないと判断し、退院後の話をするのをやめたのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時