【名探偵コナン】平和主義少女は記憶を失った [赤井秀一]

◇１１◇ ページ12

sideA


どのくらいの時間が過ぎただろう。



随分と長い時間寝ているきがする。




目を閉じていても、目の前が眩しい。




私は思いきって目を開けた。




A「！！」




私はベッドに寝転がり、体の所々がガーゼで覆われていた。





A「私……なにして…」




かすれる声でそう言うと、



安室「っ！よかった、気がついたんだね」

梓「本当心配したんだから！」


喜んでいる人たち、


ママさん「もう5日も目を覚まさないから、不安で不安で……うぅ……」

先生「生きててよかった、俺は感動してるぞぉぉ！」


泣き出す人たち、



看護師「すぐに院長を呼んできます！」


慌ててる人たち……。



色々な人が私のまわりにいた。




安室「身体中殴られてアザだらけだけど、幸い命に別状はないらしいよ」



A「そっか……殴られて……」


ガーゼで覆われてるのは殴られた傷なんだ…





でも、





私はなんで殴られたんだろう。






看護師「院長連れてきました！」



走って看護師さんと院長さんが室内へ入ってきた。




院長「おお！よかった、あのまま目が覚めなかったらどうなっていたこか……」


これは奇跡だ！と言い張る院長さん。



そんなことより……



A「あの……」


院長「ん？何か気になることでもあるのかな？」


A「はい……」




そう言って院長さんの後ろの方を指さす。




安室「？」


梓「どうしたの？」






A「その人たちは、誰……ですか？？」





私の一言で、室内がしん、と静まったのだった。

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