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「はぁっ・・・はぁっ・・・っ・・・」

まだ何も見えていないのか、手を動かして辺りを探っている

「A」

「・・・ク・・・クロロ?...居るの・・・?」

酸素を求めるように、口がハクハクと動いている

彼女の喉から出るのは、血も絡んでとても苦しそうな声だった

「ああ。まっすぐ見て」

「ははっ・・・いた...本当に、来たんだ、ね・・・うれしい・・・。ど・・・どこから、見てた、の・・・?」

「君が起き上がるとこから、かな」」

「そっかぁ・・・残念・・・もう少し、早、く、来れば・・・初めから、見れたのに、ね」

「君・・・足が」

「はぁっ・・・うん、切られちゃった・・・でも、眠れば、また生える」

震える手を動かして、切られた膝の切断面を隠すように置いた

「ごめんね...ちょっと、もう、眠くて・・・」

「そうか。いいよ、おやすみ。また来るから」

俺がそう言うと、もう喋ることも難しくなってきたのか、そのまま少しニッと笑うと、眠ってしまった

血だまりの中で、片足のなくなった少女が横たわっている

今目の前で見ている俺からしても死んでいるとしか思えない

しかし、彼女の肩はしっかりと呼吸とともに動いていた

彼女が眠るとすぐに、部屋のシャッターが開いた

出てきたのは、白い防護服を着た人間

・・・職員だろうか

防護服のせいで、男か女かはわからない

そいつは眠っている彼女を抱き上げ、シャッターの向こう側へ連れて行った

部屋に残ったのは、少し固まり始めた血だまりと、切られてしまった彼女の片足だけ

「・・・行くか」

少しだけ、気分が悪くなった

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るいの(プロフ) - ナギサさん» こんな下書きの小説にコメントありがとうございます!ダレン・シャン!!実はフリークショーというこの設定、そこからとってるんです:)小学生の時に全巻読んで、もうおもしろすぎて・・・一生忘れない本になりました^^ (2020年4月16日 15時) (レス) id: 2178255f2e (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - 誤字ってました… (2020年4月16日 11時) (レス) id: 0736a4fadb (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - フリークショー、お好きなんですか!?もしそうならば、おすすめの小説がありますよ。結構古いですが、ダレン・シャン というものです。許可なく名前出ししてるので、いつからこのコメント消されそうですが……ぜひ、読んでみてください。感動できますよ! (2020年4月16日 11時) (レス) id: 0736a4fadb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るいの | 作成日時:2020年4月15日 20時

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