桃色の指先と翡翠の憂鬱 43

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照｢川島先生、この先に馬がいるかもしれないから見る？｣

川｢はい｣

佐｢俺も馬さん見たい｣

阿｢しれないって？｣

照｢馬の体調次第みたい。前来た時はいなかったよ｣

深｢俺がいるから見れるって｣

佐｢はいはい｣

照｢放し飼いの鶏は見ないね｣

深｢見てないな…｣

真｢俺も馬見たい｣


神楽殿から、裏の参道に入って御厩まで歩いた。

川｢いますね｣

照｢今日は運がいいね｣

深｢馬ってでかいな…｣

佐｢茶色の馬さんだ｣

阿｢名前あるよ。草新号だって｣

真｢かっこいい｣

川｢佐久間、さなぴー、一緒に写真撮ってあげる｣

阿｢如恵留も入りなよ。馬大好きなんだから｣

川｢はい｣



馬がこっちを向いてくれて記念撮影出来た。


佐｢馬さん、可愛いねぇ｣

阿｢ね。いて良かったね｣

川｢はい。見れて良かったです｣

真田くんは、1人で何枚も写真撮ってる。

名前に馬が付くから、親近感が湧くのかも。




阿｢ひーくん、ここでの目的は終わり？｣

照｢うん。あとは、少し離れた場所の別宮行きたいけど、お昼ご飯にしよ｣

深｢やっと、車乗れる｣

照｢乗れないよ。この後は、おかげ横丁まで歩くから｣

真｢おかげ横丁？｣

佐｢おかげさまです｣

深｢さっくん、ボケが雑｣

川｢行きましょう｣

阿｢ふっか、大丈夫？｣

深｢うん。でも、俺はラーメン食べるからなっ｣

真｢頭痛は？｣

深｢ない。大丈夫だよ｣




宇治橋から街中に歩いていく。

観光客もみんな同じ流れだ。


照｢ふっか、ラーメン？｣

深｢うん｣

照｢川島先生たち、伊勢うどんだよね？｣

阿｢うん。あと、赤福食べたい｣

佐｢俺も｣

川｢ランチは分かれます？｣

照｢そうだね。伊勢うどんは、有名店あるから、そこがいいよ｣

真｢え。俺はラーメンがいい｣

深｢さなぴー、一緒に食おうぜっ｣

阿｢ひーくん、ランチ奢るって話だから後で請求して｣

照｢いいよ。宿代は川島先生持ちだから｣

川｢では、食べ終わったら連絡しますね｣

佐｢またね｣


伊勢まで来てラーメンか。

ふっかの体80%はラーメンで出来てる…。

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