資料室 ページ19
扉を開き中に入る。
『…わぁ…』
部屋の中は、大量の書物が。
それらは全て綺麗に管理されていた。
静かで、落ち着く香りが漂う。
なんだろう…紅茶の匂いだろうか…
部屋の雰囲気に浸っていると、奥から人が姿を現した。
em「おや、お客さんですか。珍しいですね。」
『あ、失礼致しました。近接部隊所属、レグルスと申します。』
em「あ、ここの管理を任されてます。参謀官兼、幹部のエーミールです。」
『すいません、勝手に…お邪魔でしたか？』
em「いえ。何かお探しですか？」
『探し物って訳じゃないんですけど…暇で…(苦笑)』
em「なるほど。どうぞ、ゆっくりしていってください。」
『ありがとうございます。』
そう言って、エーミールさんは、また部屋の奥へと消えて行った。
エーミールさんが奥の書斎らしき部屋へ入ったのを確認して、私は棚を見て回る。
本当に、よく整理してある。
求めていたトルマチ帝国の資料は易々と見つけることができた。
トルマチ帝国の資料の他に、いくつか適当な書物を手に部屋の隅へと移動する。
壁に背中を任せ、ページをめくっていく。
『…これは…』
その資料には、トルマチ帝国の歴史、国風、文化、地形などが、丁寧に記されていた。
違う資料を見てみると、こちらも丁寧にまとめられていて、
さらには、手書きの意見文が書かれていたりするものもあった。
これ、全部エーミールさんがまとめているのだろうか。だとしたら凄い。
どこの国に目をつけているのか、とかよくわかる。
トルマチは…まぁ、少し大きい国だからかちょっと警戒しているくらいか。
にしても、凄くありがたい。
さすがに内部の情報はないが、とても役に立つ。
途中で読むのをやめ、続きはまた今度の機会に残す。
そして、適当に選んだ書物を開き読むフリをする。
資料室に監視カメラがついていないわけもなく。
警戒するのは当たり前だ。
私一人で、この復讐を成し遂げる。誰にも邪魔はさせない。
しばらく、特に興味のない書物を見ながら今後について考えていると、
エーミールさんがやってきた。
『何か…？』
em「何を読んでいるのかなと…」
『いろんな国の資料です。なんとなく、知っておいた方がいいかなと。』
em「そうなんですか。」
『この資料、エーミールさんが…？』
em「えぇまあ。」
『凄いですね！丁寧にまとめられていて、見やすいです。』
em「そう言っていただけて嬉しいです。」
『あ、俺、そろそろ戻ります。ありがとうございました！』
書物をあった場所に戻し、資料室を出た。
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イデア(プロフ) - わいさん» 確認してきました← sha以降顔文字使っておりません！なので安心して読んでいただけるかと((( (2022年8月28日 23時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - わいさん» わいさんこんにちは！コメントありがとうございます。顔文字使っ…てましたね…！すいません()確かこれ以降の話では使ってなかったと思うので…(未確認)、良かったら読んで行って貰えると嬉しいです、 (2022年8月28日 23時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
わい - ほんとすんません、！顔文字地雷なので描いて欲しかったです (2022年8月28日 23時) (レス) id: 9d9e909624 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 天斗さん» EENYADE( ･´ｰ･｀)よくあることです(´-ω-｀) (2020年10月20日 22時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
天斗 - に、2回も言ってしまってる……！！すみません……！ (2020年10月20日 22時) (レス) id: d9187ca616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年8月5日 19時
