460:とても熱く ページ6
───”どうせそんなに好きじゃなかっただろ”
いつだって、肝心な言葉だけは伝えられなくて
すごく好きで一緒に居た人にさえ
そんな風に言われてしまう始末だった
可愛いらしく甘えられるような
自ら好きな人の腕の中へ飛び込んでいけるような
そういう女の子に憧れていた。
私の恋人と密かに付き合っていた親友や
ﾐﾖﾝさんのようなひとに。
──────…
ｳﾆｮｸ「前にも聞いたし、普通って言われたけどもう一度聞くね。
僕のこと…好き？」
彼はその言葉をはっきり覚えていた
”普通”
気持ちと裏腹な、意地を張った可愛げのない返事
1年前のあの頃と変わらない私の態度。
突然のことで困惑する気持ちと
今ここで互いの想いが通じ合ったとしても
この好きの気持ちを
不器用にひたすら内へ留めることなく
彼と向き合えるだろうかと不安に駆られる。
ｳﾆｮｸ「この際何でもいいから、答えてくれなきゃ気まずいんだけど」
「何でもいいって…」
ｳﾆｮｸ「え？もしかして嫌い？」
何でもよくなんかない、嫌いなんて以ての外
ここで考え過ぎていても進まない
好きな人を目の前にして踏み出さないなんて……
「そんなことないです、好きです」
ｳﾆｮｸ「それならいいんだけど」
さらりと流された気がして、もう一度勇気を出す
「好きです」
ｳﾆｮｸ「え？今、なんて……」
「だから……お、同じ」
全身に心臓のﾊﾞｸﾊﾞｸとした動きで振動を感じる
彼は口を開けたまま何度か瞬きをして
いきなり私を強く抱き締めた。
ｳﾆｮｸ「もう1回！もう1回言って。ちゃんと言ってくれなきゃ離れない」
「…言ったら離れちゃうんですか？」
ｳﾆｮｸ「離れないけど」
「じゃあ……言わない」
やっと、想いが通じ合った
全身が震えそうな喜びを抑えられないのは
きっと彼も私も同じで、1mmも離れたくなくて
止まらないくらい”好き”と言いたい口を閉ざした。
ｳﾆｮｸ「……ﾁｭｰしていい」
「嫌です」
けち！と不貞腐れる声も愛おしくて
ﾄﾞｷﾄﾞｷして身体中がとても暑く感じてたまらない
とても熱く……
ｳﾆｮｸ「え…ぇえ？え？！」
ふらつく身体 彼の顔が離れて、ぼやけて見える
ｳﾆｮｸ「A…おでこ、熱っ」
そういわれて初めて風邪の症状に気が付いた。
461:休憩-EH side→←459:もう一回言って-EH side
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
