inferiority【QK】番外編 (ページ25)

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かやくとカップ麺ページ25

●恋愛編終了後●
ウミガメのスープ、質問ナシでも・・・の動画後です。

sgi「にしてもよ。よく火薬のは分かったな、あれが1番難問だわ。」

wtnb「僕のナイスパスがあってでしょ」

sgi「はいはい、そうだな。」

ymmt「いやでもあれは難しかったよ、全然分かんなかったもん。」

fkr「あれねえ・・・ふふ、Aが可愛かったから思い出せたんだよね。覚えてるかなあ。」

wtnb「また妹さん出るんだ(笑)」

sgi「仲良し期の話？」

fkr「なんか区切られるの嫌だな・・・あれ、いつだろう、たしか小学校上がってすぐ、だったかな。」

この思い出は小学校低学年の頃に遡る。
たしかお兄ちゃんの習い事で母さんが留守にしてたんだよね。

fkr「お腹空いたねえ。」

「うん？空いたねえ。」

たぶんAは空いてなかったと思う。だいたいそうだねえって言ってくれてたって今なら分かる。優しい子なんだよね。

(sgi「分かったから先進め～」)

はいはい、進みますよ。
母さんはお昼になったらチンして食べてねって2人分のオムライスを作って机に置いててくれて、Aと一緒にチンすべくレンジに行ったんだけど。

「あっ」

fkr「あっ」

Aが躓き、Aがこけそうになるのを俺が止めた結果。

「・・・ｳｯ・・・ｸﾞｽｯ・・・ごめ、ごめんねえっ・・・」

ま、2人分のオムライスは見事に床に落ちちゃったっていうあるあるの展開。
Aは拳くんのオムライスが、拳くんお腹空いて死んじゃうって泣いてて、俺は大丈夫だよ、しか言えなくて。当時の俺には地獄絵図。
とりあえず落としちゃったオムライスは2人でゴミ袋に入れて床も綺麗にしたんだけどさ。

「拳くん、お腹、空いたまんま・・・」

Aはしょんぼり。
ということで、台所を色々あさって見つけたわけです、緑の哺乳類のあれ。

fkr「A！カップ麺あったよ！」

「カップ麺・・・？？」

Aはカップ麺がなんなのかがいまいち分かってない。
そりゃそう、食べたことないもんね。