意 気 地 な し と は 言 え ど 。 ((黄))

さんじゅうなな ページ37

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きっとあのペンは




佐藤さんのなのかな





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放課後になっても気になったまま





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安「あ、与田さーん」





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佐藤さんから貰ったからなくしたら困るのかな





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安「おぉーいっ??」




「わぁっ」





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いきなり安田君





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なんでか顔はムスッとしてる





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安「もう、何回も呼んだんやけどー」




「え、ごめん笑」





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完全考え事してたわ





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「どうしたの?」




安「いや、亮が与田さんとこ行くって言ってたからなにがあったんやろ?って」





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可愛い顔して私の顔をのぞく安田君




あざとい





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「あれだよ、忘れ物のやつ」





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安「あ、取りにいったってことか!」





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「うん、緑のペン」





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安田君ならなにか知ってると思って言っちゃった





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安「緑…あー…」





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やはり知ってた





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