意 気 地 な し と は 言 え ど 。 ((黄))

じゅういち ページ11

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そんなときに舞い降りてきた





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安「それは違うやろー」




錦「いや、そうやって」





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たまたま朝下駄箱で2人の声が聞えた




C組とF組だから下駄箱の場所はちょっと違うけど




履き終えて3、4歩歩いたとき、2人の姿が見えて一気に高鳴る





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しかも、目が合うから





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安「なっ??」





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安田君がいきなり話を振るから




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「え、」





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なにがなんなのか





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とりあえず変なことは言っちゃ駄目だ





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安「あんこはつぶあんがええやんな?」





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そんなに可愛い会話してたんだ





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じゃなくて!!!





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「私は、こしあん派…です」





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ん、?





安田君はつぶあんってことは



錦戸君はこしあん派?




一緒??





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ちらっと錦戸君を見ると




勝ち誇った顔を安田君に向けていた





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別に私を共感を求める訳でもなく





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安「あれー、こしあん派かぁ」





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安田君を見て微笑む彼

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