真 っ 白 プ リ ン ス 。 ((黒))

隣同士 ページ45

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「え、あ、」



横「どうしたん、どうしたん、笑」





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焦る私を余裕そうに笑う





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「陸上部、見てます」





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私がそう言うと横山先輩はグランドに目を向ける





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横「マル、?」




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優しい微笑み





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あぁ、好きだな





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「はい、一緒に帰る約束したので」



横「え、2人で?」



「まぁ」



横「あれは?自分、いつも一緒にいる子は」



「早退しました」



横「そうなんや…」





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そうか、マルと2人かぁ…なんて呟いて





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私の隣に座った





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「えっ」



横「ん、?」



「部活は、いいんですか?」



横「今、自主練の時間やし、別にええよ」





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やばいやばい




横山先輩が私の隣に…!





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…やっぱり石鹸の匂い





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「先輩、どこの石鹸つかってます?」



横「えっ、石鹸?」



「はい」



横「んー…わからん、ごめん」





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俺、そんな石鹸の匂いする?って言いながら手の甲を嗅ぐ





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そういえば、前、先輩に手の甲差し出されたな



癖なのかな、?





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横「自分俺のこと石鹸やら真っ白やら、ほんま変わっとるよな」





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真っ白なのは皆に言われるけど、ってまた独り言





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「それだけじゃないですよ!」



横「まだあんのかい、笑」



「横山先輩、王子様みたいです」





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流れに任せて思わず言ってしまった

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