真 っ 白 プ リ ン ス 。 ((黒))

親切なすばる先輩 ページ17

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丸「与田1人で行けばええや〜ん」



「無理っ、先輩の階なんか1人で行けるかっ」





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2年D組の伊佐山先輩



ほんとだ、全然知らない人





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丸「D組って、横山君とかいるやん」



「え、そうなの!?」



丸「おん、知り合いおって良かったなぁ」





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ないす伊佐山!!





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いざ先輩の階に来ると緊張します



色んな人が廊下でたむろってて怖いです





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なるべく癪に障らないように丸山とゆっくりD組へと向かう





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そしたらそしたら





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渋「…どうした」





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丁度教室から出てきたすばる先輩



話したことないけど知り合い感が凄いする





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「あっ、落し物届けに…」



渋「落し物?誰のや」



「伊佐山先輩です」



渋「あー…じゃあ俺渡しとくわ」



「ほんとですか、ありがとうございます!!」



丸「渋やんやっさしー♩」



渋「せやろ」





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すばる先輩に生徒手帳を渡して


さぁ、戻ろう





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丸「あ、与田ちょっと待って」





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「ん、分かった」





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なんだろう



すばる先輩のまつ毛を眺めながら考えてるといつの間にか





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横「あ、ごめ、忘れた」





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丸山に向かって謝罪をしている横山先輩



え、美しい





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丸「もぉ〜、今日返すって言ってたやん」



横「ごめん、なっ?明日持ってくるから」






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何の話だろうと思ってなんとなくすばる先輩に視線を送ると小さな声で「漫画や」と教えてくれた





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プリンスも漫画読むんだ





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丸「絶対やからね?横山君いっつも返さへんやん!」





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初めて温厚な丸山の必死な顔見たわ、レアだわ





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丸「よし、与田、戻ろ」



「あ、うん


すばる先輩、それ宜しくお願いしますね」



横「え、」



渋「おーう、任せろ」





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別れ際に見えた横山先輩の焦る顔



…どうしたんだろう

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