薬中の弟【東京リベンジャーズ】

29 ページ29

.









学校終わり

今日はお兄ちゃんのお迎えなし


最近忙しいんだって〜


別にもう送り迎えとかいらないんだけど

心配性のはるちよお兄ちゃんだからね。







ただ一人で帰ると大体…



｢てめぇーが、梵天幹部の弟三途Aか。｣

『そう言うのどこで知るわけ？』

｢うるせえ俺らはただお前をぶっ潰す｣





1.2.3.4…

10人かぁ、今日は綺麗なままで帰りたかった…






『あんまり乗り気じゃないから少々手荒になっちゃうかもだけど許してね』

｢はぁ？舐めてんのか女みてぇな顔しやがって｣

『ふふっ、お兄ちゃんに似て可愛いでしょ？』








俺の態度が気に食わなかったのか

一斉に殴りかかろうとしてくる




みんな体重そうで動き鈍い〜

こういう時ちょこっと小さくて助かる。









『ありゃ、もう終わっちゃった？』





ボスっぽい奴の背中の上に乗って一服





『ふぅ〜〜、雑魚のした後の一服うま〜』

｢お前強いね｣

『ふぇ？』







誰もいなかったはずなのに

少し肌の焼けた綺麗な男の人が立ってた

俺この人知ってる








『ね、お兄さんもしかして、イザナ？』

｢なんで知ってんの｣

『マイキー君のお兄ちゃんだもん！』

｢お前マイキーと繋がりあんの｣

『お兄ちゃん梵天だから、小さい頃からみんなと一緒にいるよ』






俺の方に近づいてきて、ピアスが揺れる

何だろうと思ってると

俺の吸いかけのタバコをひょいっと奪って吸う









｢ガキが、んなもん吸ってんじゃねえ｣

『ふふっ、体に気遣ってくれたの？』

｢別に｣

『あ、そうだ！連れてってあげる！』







俺はるんるんでイザナの腕を引っ張って

はるちよお兄ちゃんの部下に電話をかける







『車います？』

｢すぐ側に黒のベンツ停めてますよ｣

『は〜いっ！』

｢何お前、監視でもされてんの？｣

『お兄ちゃんが心配性なの〜』









ウザったそうにしてるけど

大人しく着いてきてくれるって事は

それほど嫌じゃないってことでいいのかな？









『イザナおいで〜』

｢いつまで手握ってんだ｣

『だめなの？』

｢……好きにしろ｣









血は繋がってないって言ってたけど

ツンデレなところめっちゃマイキー君に似てるな…

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す