【ONE PIECE】麦わらとのんき女の航海日誌 (ページ34)

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三十三話* ページ34

…この話からまた原作の話に戻ります…

んー、いい天気ー！のんびりとしたいい日だな～。
船に揺られながら、電子タバコを吸い、水蒸気を吐く。

「ふぅ～～…」
私の口から出た蒸気は、すぐに雲散せずにその場にとどまる。少しづつだけれど、蒸気を扱うのも慣れてきた。日々の特訓の成果だぁね。

ドォン！！

そんな穏やかな風景に、突如轟音がなる。
またルフィ君がやらかしたかなぁー、全く。…目を離すとすぐコレだ。

えぇっと？今の時期は…やば！ヨサクとジョニーが！

でもでも、いきなりこのテンションで行くのはちょいとばかしおかしいよね…。
ようし、少しテンションを抑えて行こう。

「ルフィ君ー何してるの～？」
「おお～A～。いや～大砲撃ってんだけどなかなかあたらねぇな！これ！」
「だから俺にやらせてみろって！」

やっぱり狙撃といえばウソップ君だよねー。
じゃなくて！あの二人組を救わなくちゃ！

「私、一応誰もいないか見てくるね～」
「そうか？じゃあ頼む！」

…移動中…

「相棒ォォ！！」

いたいた！
よかったぁ、ウソップ君がやる前だったからまだこの岩に直撃はしてなかったんだね。

「おーい！そこの人～！どうかしたの～？」
「人が空から落ちてきた！？」

ふむ、至極真っ当な感想だ。私もこの状況ならそういった反応をとるだろう。

「詳しい話はあとでするとして、…この人、どうしたの？」
「…俺はジョニー。んでこいつの名はヨサクっつうんだが、こいつ数日前までピンピンしてやがったのに突然青ざめて気絶を繰り返す。しまいめには、歯は抜け落ちるわ古傷は開いて血が噴き出すわで俺ァどうしたらいいか…！」

んー、いきなり答えを出すのはいささか不自然かな、確かナミちゃんは舌を見て気づいたよね
「ちょいと失礼。」

ヨサクの顎を開き、ベロを覗き込む。ふぅむ…、確かに…健康状態とされているベロの色じゃあないね。

「おい！お前！相棒に何しやがる！」

ジョニーが叫ぶ。かなりの至近距離だから、唾が飛んできて汚い。

「思い当たる病気がある」
「何ぃっ！？そいつぁ本当かぁ！」

まぁた唾飛ばしてからに、汚いっての。逐一オーバーリアクションだな、キミ。

「ほんとほんと、あっちに私の船があるからサ、この人運ぶよ。そこで治療しよう」

「えぇ！何から何まで、すんません！アネキ！！！」

おぉう、私アネキ呼びなんだ…。何かすんごい違和感。