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ピクリ、肩に力が入る。
「なんだ、お前」
私の腕を掴む男が、一点を見つめて言う。
恐る恐る私も男と同じ方へ視線を向けた。
街灯のない場所に立つ一人の男。暗くて顔はちゃんと見えないけど、それが誰なのかなんてすぐに分かった。
『…かるてっとさん、』
その名前を口にすると暗闇から「ばか」と返ってくる。表情は見えないけどきっと困った顔をしてる。
きゅ、と胸が締め付けられた。
その声を聞いただけで好きが溢れてくる。
ーーーやっぱり、好きだ。大好きだよ。
「おにーさん、この子の知り合いなの？」
「だとしても、この子は今から俺らと遊ぶんだから今日は帰ってよ」
ヘラヘラ笑う男たちにイラッとする。誰も遊ぶなんて言ってないし。
「ごちゃごちゃ言ってねぇで、さっさと離せよ」
『っ！』
ドスのきいた声が飛んできて男たちは一瞬固まった。かるてっとさんの聞いたことのない低い声に私まで動きが止まる。
その間に近づいてきたかるてっとさんは私を自分の元へ引き寄せた。
「こいつ俺のだから。
勝手に触んな」
一瞬のことで何が起こったのか分からなかった。
かるてっとさんの言葉を聞いて「彼氏の家いくってまじだったのかよ」「つまんねぇ」と、あっさりと離れていく男たち。
消えた男たちにホッとする暇もなく、私の頭はプチパニック。
なんで抱きしめられてるのか。なんでかるてっとさんがここにいるのか。さっきの言葉の意味はなんなのか。
聞きたいことがいっぱい出てくる。
「……何やってんの。こんな時間に一人で歩いたら危ないだろ」
私を引き寄せたまま喋るかるてっとさんに、ますます混乱していく。
「何もされてない？」
『……うん、』
そっと私から距離をとって顔を覗き込んでくる。
顔を見た瞬間、いろんな感情が溢れてきて泣きそうになった。
……さすがにこれは酷いよ。だって私のこと好きでもないくせに。
ごめんって言ったくせに…………なんでこんなことするの。
簡単に�牴兇里世�ら”なんて言わないでよ。
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おゆき(プロフ) - りんさん» うわあ、嬉しいです…！でも心臓痛くなっちゃいましたか…ありがとうございました、と言っていいんでしょうか（笑）コメントありがとうございました。 (2021年4月15日 14時) (
レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - 雪さん» 素敵だなんてありがとうございます！嬉しいです！自分のペースになりますが、楽しんで更新していきます！ありがとうございます！ (2021年4月15日 14時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュンキュンしすぎて心臓痛くなりました！ (2021年4月2日 10時) (レス) id: 1eb05cfcac (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 素敵すぎて一気に読ませて頂きました！また何回も読ませて頂きます。他の更新ものんびりと楽しみにしていますね。 (2021年3月6日 13時) (レス) id: 35fa8c2320 (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - しめじさん» ちゃんと伝わりました！（笑）嬉しいです！ありがとうございます！次作もよかったらご覧になってください！ (2021年2月6日 9時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆき | 作成日時：2020年11月29日 9時
