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「全然いいですよ」
『！！』
「助かります！じゃあ、よろしくお願いしますねぇ！………Aちゃん！また仕事で！おつかれ！」
『え、ちょっと！』
意地悪っぽくウインクをした木村さんが、私をかるてっとさんに押し付けた。
そして私たちの家とは逆の方へ走り出したが、「あ！」と何かを思い出したかのように立ち止まり振り返った。
今度は何をするんだ…？と構えると私に向かって親指を立てて、また駆け出していった。
………グッドラックねぇよ！！
せめて、隠して？！？！？！？！
「………凄い人だな」
『なんかごめんね、』
………木村さんまじでやってくれたな。
一気に手汗が広がってくる。
とりあえず動揺を隠すように1人で歩き出そうと一歩踏み込んだけど、足に力が入らず体が地面に向かって倒れていく。
「危ねぇって」
そんな私の体を支えてくれたかるてっとさん。一気に距離が近くなって、顔に熱が集まる。
これは酒のせい、酒のせい、酒のせい。
「一人で歩けないんだろ。ほら、腕掴んで」
『や、大丈夫です…』
やんわり、遠慮すると「…え、なに。なんか変じゃない？」と顔を覗き込んでくる。
やめて、本当やめて。今はダメです。
「顔あっか。飲みすぎだろ」
やば、って笑うかるてっとさん。
……胸がキュッと鷲掴みにされたような感覚に襲われる。
笑顔を見ただけで、こんなにドキドキするなんて。末期じゃないか、これ。
「寒いし、はよ帰るぞ。ほれ」
『え？』
私に背を向けてしゃがみ込んだかるてっとさんに戸惑う。
『…何を？』
「こっちのが早いじゃん。早く乗って」
お、ん、ぶ。
…これはちょっと難易度高くないですか？
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おゆき(プロフ) - りんさん» うわあ、嬉しいです…！でも心臓痛くなっちゃいましたか…ありがとうございました、と言っていいんでしょうか（笑）コメントありがとうございました。 (2021年4月15日 14時) (
レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - 雪さん» 素敵だなんてありがとうございます！嬉しいです！自分のペースになりますが、楽しんで更新していきます！ありがとうございます！ (2021年4月15日 14時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュンキュンしすぎて心臓痛くなりました！ (2021年4月2日 10時) (レス) id: 1eb05cfcac (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 素敵すぎて一気に読ませて頂きました！また何回も読ませて頂きます。他の更新ものんびりと楽しみにしていますね。 (2021年3月6日 13時) (レス) id: 35fa8c2320 (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - しめじさん» ちゃんと伝わりました！（笑）嬉しいです！ありがとうございます！次作もよかったらご覧になってください！ (2021年2月6日 9時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆき | 作成日時：2020年11月29日 9時
