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欲しがり屋さんの5号車 ページ30

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『朝だよ祐基。』
「んー…、」

口元まで毛布を覆っている彼を揺すり起こすと、眠たそうな目を開く力も無くただ眉を上げながら聞いてもないのに「起きてるよー」なんてへらへら笑って頭まで毛布を被る祐基。

『…祐基さーん?』

静かに上下する毛布をそっと持ち上げて覗き込むと、長い睫毛を伏せた彼が小さく寝息を立てている。

『可愛いなぁ…女の子みたい、』

咄嗟に思った事が口をついて出た。それと同時に可愛い彼を歪めたくなる衝動に駆られ、下唇を噛んで堪える。そんな事もつゆ知らず「A…」と寝言で私を呼ぶ彼を見て何かが吹っ切れた。


「っ、…A、?」

あともう少しという所で眉間にしわを寄せて薄目を開ける祐基。
ぱんぱんに膨れて熱を持つそれを上下していた手を止めると、「…なにしてんの、」と前髪を掻き上げて余裕の無さそうな顔で苦笑する。

『起きないから、』
「…シたくなっちゃったの?」
『そうじゃないけ…ど、うわっ、』

話を遮るように腕を引かれてバランスを崩した拍子に彼の上に倒れこむ。そのままくるりと反転して私の上に跨る彼の片手が、服の上から身体のラインをなぞり下腹部で止まると、とんとん、とリズミカルに人差し指を弾く。


「出来ればここが良いんだけど、」

そう言って私の履いていたスウェットに手を掛けると、強引に下着ごと掴んで下ろし今にも爆発しそうなそれをあてがった。

「起こしたAが悪いんだよ?」


( 息つく間もなく ' おかわり ' される朝 )

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設定タグ:超特急 , 8号車 , 短編   
作品ジャンル:タレント
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sheep(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(*´ω`*)気まぐれ更新で申し訳ないです…!頑張ります! (2017年11月11日 1時) (レス) id: 4d3ab07cfa (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく素敵です!続き期待してます! (2017年11月9日 19時) (レス) id: 6430758306 (このIDを非表示/違反報告)
sheep(プロフ) - 福田キャットさん» コメントありがとうございます( ; ; )うれしい…!そう言って頂けると益々頑張れます!ありがとうございます( ; ; ) (2017年10月24日 1時) (レス) id: 4d3ab07cfa (このIDを非表示/違反報告)
福田キャット(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています!これからも頑張ってください! (2017年10月23日 21時) (レス) id: 02d1fbcb72 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - sheepさん» こちらこそありがとうございます!遅くに何回もごめんなさい!じゃあ明日(もう今日だ笑)行きますね!おやすみなさい^^ (2017年10月7日 0時) (レス) id: eac264aa47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sheep | 作成日時:2017年10月2日 4時

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