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オサナナとオヤスミ ページ22

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『いつまでやってんの…』
「終わるまでだろ」
「そう!終わるまで!!」


白い目で見つめる先には、黙々と、いや、たまにぶつくさ言いながらテレビ画面に釘付けな稜雅と祐基。

突然インターホンが鳴ったかと思えば、新品のゲームソフトと祐基を連れてやって来た稜雅。
宅デートを期待していた私にはまさかの展開ではあったものの、こんな日があってもいいかと許した結果が…これである。


時刻は0時を回り、祐基に至っては頻繁に欠伸しているところを見ると、眠気が限界に来ている様子。一方、稜雅の方は慣れたもんで時折つられて欠伸しながらも目はパッチリ開いている。


『祐基… 寝たら?』
「やだ!」

私の言葉に同調して「そうだそうだ!寝ろ!寝ちまえ!」と野次を飛ばす稜雅を、「うるさいな」と一睨みする祐基。
険悪そうな二人の間に割って入るようにしてしゃがみ込んで『そんな無理してやらなくて、も…』そこまで言った所で祐基に腕を掴まれ引き寄せられた。


「Aちゃんと寝てもいいならやめる。」
「…は?いやいやいや、え?本気で言ってんの?」

状況が読めないまま画面を一時停止にすると、ばかなの?と続けて半笑いする稜雅。
そんなことお構い無しにぎゅっと抱きしめてくる祐基。


「Aちゃんあったかい… 湯たんぽだ…」
「おまえまじでぶっ飛ばす、」

「勝ったら何でも聞いてくれるって言ってたじゃん」

そう言われてハッとした顔でテレビを見ると、一時停止の文字の奥でK.O.の文字が出ている稜雅の画面。

『…え、なに、なんか賭けてたんだ?』
「Aの事だとは思ってなかったけどな、」


あーもう、とぐしゃっと頭を掻いてこちらに向き直すと「寝るのは許す。ただし、俺を挟んで川の字だからな」と釘を刺した。

私の意見など一切聞かず「やったー!」なんてにっこにこ笑って稜雅という壁を超えて私に触れる祐基くんと、「漢に二言はない漢に二言はない…」とうわ言のように繰り返して私の腰に手を回す稜雅と落ち着かない就寝。


( 結局朝まで寝られなかった… )

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設定タグ:超特急 , 8号車 , 短編   
作品ジャンル:タレント
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sheep(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(*´ω`*)気まぐれ更新で申し訳ないです…!頑張ります! (2017年11月11日 1時) (レス) id: 4d3ab07cfa (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく素敵です!続き期待してます! (2017年11月9日 19時) (レス) id: 6430758306 (このIDを非表示/違反報告)
sheep(プロフ) - 福田キャットさん» コメントありがとうございます( ; ; )うれしい…!そう言って頂けると益々頑張れます!ありがとうございます( ; ; ) (2017年10月24日 1時) (レス) id: 4d3ab07cfa (このIDを非表示/違反報告)
福田キャット(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています!これからも頑張ってください! (2017年10月23日 21時) (レス) id: 02d1fbcb72 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - sheepさん» こちらこそありがとうございます!遅くに何回もごめんなさい!じゃあ明日(もう今日だ笑)行きますね!おやすみなさい^^ (2017年10月7日 0時) (レス) id: eac264aa47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sheep | 作成日時:2017年10月2日 4時

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