『スノードロップ』 -希望への道- 2

98 翔太side ページ49

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康二｢ぇ……めめが来た時…翔太くんも自己紹介しとったやんな…？｣




岩本｢翔くんが強制的に招集かけてたからな…｣




あの時の目黒の目は……光なんてなかった




暗い…ずっと暗いところにいるみたいな…




翔太｢次の日の朝､俺は目黒の部屋に行った｡


そこには…初日に見た目黒がいた｡


夜中に見た…目黒なんていなかったんだ｣




そこにいたのは…ボーッとした目黒




感情のない目黒だった




翔太｢それから…何度か夜中に目黒と話した｡


でもやっぱり…昼間の目黒と深夜の目黒は…違った｡


目黒は二重人格なんじゃないかって思った｡


でも､ある日の夜中……目黒は何かを隠しつつ…昔話をしてきた｡


話がやけにリアルで…その時俺は確信したんだ……


夜中の目黒が､本当の目黒だって…｣




佐久間｢それって……｣




深澤｢普段の目黒は……偽物ってこと…？｣




それは…




翔太｢ここから先は阿部ちゃんの方が知ってると思う｣




俺はここまでだよ……そう伝えるかのように阿部ちゃんの手を握った




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