『スノードロップ』 -希望への道- 2

96 阿部side ページ47

・



＿＿＿＿＿

＿＿＿

＿




阿部｢あれっ……空気重い？｣




目黒を寝かしつけて､リビングに戻った




でも､リビングの空気は最悪




翔太｢…目黒は？｣




阿部｢疲れて寝ちゃったよ｣




翔太｢…そっか…良かった｣




阿部｢ところで…この静けさは何？｣




佐久間なんて機嫌悪いの一瞬でわかるし




康二｢…俺らも……めめのこと……知りたいねん…｣




康二が俺に話しかけてくれた




その感動が大きかった




……で…




阿部｢目黒のこと知りたいって…｣




佐久間｢翔太は何か知ってんのに…何も言ってくんねぇーんだよ｣




あっ…それでか…




翔太の気持ちもわかる




目黒にとって重要なことだからこそ…慎重にならないといけない




でも…




目黒のために…知っておいたほうがいいかもしれないのも事実だ




阿部｢…翔太は何を知ってるの？｣




俺が質問しても､翔太は黙ったままだ




阿部｢俺も知ってることは話すから…みんなに言おうよ｣




翔太は驚いた表情で俺を見た




宮舘｢阿部も…目黒のこと知ってるの？｣




阿部｢…全部じゃないけどね｣




ラウ｢…っ…僕､岩本くんとふっかさん呼んでくる‼｣




ラウールは康二のそばを離れ､２階へと駆け上がっていった




阿部｢３人が来たら､ちゃんと話すよ｡知っておいたほうが…目黒を救えるかもしれない｣




俺は翔太の方に手を置きながら､リビングにいる他の３人を見た






・

97→←95 宮舘side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す