Liar:34 流星side ページ35
.
………はぁ……
流星「……やってもうた…」
本音が爆発した……
言うつもりなかったのにな…
ごめん、神ちゃん
でも………
流星「…………たのしい…」
月明かりだけの道をゆっくりと歩く。
この明るさ…大好きや。
ピコン♪
流星「??」
まだ帰ってこんの??
……ちょっと怒っとるな。
りゅうあとちょっとで着く
返信して、再び夜の街を歩き出す。
流星「……好きだよ…ねぇ好きだよ
君のことが……」
1人で歩くの暇やなぁ…
てか夜道で、男が歌ってるのやばいな。
めっちゃ変なやつや。
はよ帰ろ。
.
.
流星「ただいま……」
23:27
俺にしては遅い帰りやわ。
やから少し声のボリュームを下げる。
リビングから光もれてるから…まだ寝てへんのかな??
ガチャッ
流星「ただいま………寝てる??」
ソファーで寝てる俺の"愛しい人"。
こんな窮屈なとこで寝やんとベッド使えばええのに。
ソファーの前に座り頭を撫でる。
流星「ただいま………帰ってきたよ…」
撫でても起きない"愛しい人"
何で起きやんの……
体制を膝立ちに変え、彼の両頬を覆って顔を近付けた。
グイッ
流星「んんっ!!……」
あと数センチってところで後頭部を押さえつけられる。
流星「んっ…んぅ…ぁ……」
10秒くらい経って、ようやく離された。
流星「ッハァハァ……」
「流星が寝込み襲うなんて珍しいなw」
流星「ハァハァ…ハァ……だって…寂しかった…から」
「ハハッ…かわええなぁ…ほんまに」
そう言って頭を撫でてくる。
「おかえり…流星」
流星「ただいま…
崇裕」
Liar:35 神山side→←Liar:33 神山side
70人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霧咲シク | 作成日時:2019年7月13日 12時