【鬼滅の刃】恋した相手は、炎柱の弟5 (ページ5)

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須磨｢では、このクナイをあげますよ！｣

千寿郎｢クナイですか？｣

まきを｢先端に藤の花の毒が塗ってあるんだよ。少しの間鬼を食い止めることが出来るんだ｣

千寿郎｢へぇ…。ありがとうございますっ｣

夜美｢私もそれ欲しいですっ。何かあった時のために自分や夜月を守りたいので｣

雛鶴｢ええ。でも無理はしないでくださいね？｣

須磨さんからクナイを受け取ると、

夜月さんが不安な声で空を見上げてた

夜月｢Aちゃんと蜜璃ちゃん、大丈夫かな…｣

Aさんと蜜璃さんは任務のため不在中だ

宇髄さんと兄上は二人が戻ってくるまで屋敷の外で見張りをしてるらしい

まきを｢大丈夫だよ。彼女達は任務終わったらすぐ帰ってくる｣

雛鶴｢安心して待ちましょ｣

その時…

ガシャァン！！！！

どこか割れる音がした…

須磨｢なな、なんですかさっきの音は〜〜！？！？｣

まきを｢まさか、窓を破って入ってくるつもりなのか…？｣

大きな屋敷だから、どこの窓を破ってきたのか分からない…

恐らく宇髄さんも兄上も気づいてないかもしれない…

雛鶴｢大変！天元様と煉獄様に知らせなきゃ！私行ってくるね！｣

雛鶴さんが部屋を出て宇髄さんと兄上を呼びに行った

ガタッ！ゴトッ！

足音が聞こえる…

どこから入ってくるか分からない…

夜月｢い、いやっ…こわいっ…！｣

まきを｢大丈夫っ。あたしと須磨の傍にいて｣

千寿郎｢…っ｣

…生家から持ってきた刀を握るが、恐怖で手が震えてしまう…っ

須磨｢せ、千寿郎くんっ。貴方もこっちに来てっ！｣

千寿郎｢…は、はいっ！｣

一箇所に固まると、部屋の入口の扉が開いてきた

男｢見つけたよぉ、夜月ちゃぁん｣

夜月｢ひっ…｣

まきを｢お前が、夜月さんを付き纏ってるやつか？｣

男｢ひひ、そうだよ。さぁ夜月ちゃん、こっちにおいで。

僕がきみを愛してやるよォ｣

夜美｢夜月に近づかないで！｣