Pick up WEST!?

ふうふたいむその２ ページ37

淳太side







淳「照史と崇裕はどうやった？」


「可愛かったで〜 感動して泣いちゃうかと思った！」







ニッコニコで話し始めるAが一番可愛いんちゃうの…

なーんて、超嫁バカ発言やから飲み込んで。








「まずね、照史の話。」


淳「おん」







本題に入る。
照史は確か、絵の発表やったな。







「照史は家族でご飯食べてる絵かいてたんやけどね、めっちゃ上手で感動したで」


淳「へぇ〜俺らのこと描いてくれてたんや」


「そう！しかも私超美人化されてた」


淳「A紅一点やから、余計可愛く見えるんちゃう？」


「んー、それ褒め言葉？」


淳「褒め言葉」


「んふ、ありがとう」


淳「うん(笑)」


「淳太くんはね、唇でっかく描かれてた」


淳「うわ、あいつぅ…」


「ふふ(笑)

嬉しいんやろね。8人揃ってワイワイガヤガヤご飯食べれること。」


淳「せやなぁ、」


「明日からもっと気合い入れてご飯作るわ」


淳「Aが気合い入れたら料理丸焦げになりそうやな」


「淳太くんは私を何やと思ってるん…？」







Aが気合い入れたらスーパーサイヤ人のイメージしかなかったわ(笑)




何も無理して気合い入れなくたって、
今のままで十分やのに〜と思うけど、

大好きな子供のためやから尽くしたいねんな。

だったら俺は応援するしかないわ。








「ふふ、んで崇裕はね、家族が自慢ですって言ってくれてんで」


淳「自慢？良い事言うやんか」


「うん。感動しちゃった。

まぁ…最後にのんちゃんが空気ぶち壊してんけどな？」


淳「そーなん？」


「崇裕が作文で望って呼んだもんやから、
望ちゃうー！のんちゃんー！って叫んでん」


淳「やっば(笑)」


「恥ずかしいったらありゃしない」


淳「さすが末っ子」


「ほんまそれ…」







恥ずかしいなんて言いつつもA嬉しそう。







賑やかな家庭持つこと夢なんだって、
付き合ってた時言ってたな…





俺も正直今の賑やかな生活、疲れる時もあるけど、楽しくてしょうがない。









淳「俺が拾ってきて良かったって、思わへん？」


「……当時は、またかよって思ってたけどね。

今は、淳太くんに感謝してるよ。」








良かった。



Aがママになった所を見れるのも、
俺がパパになれたのも、
子供たちが楽しそうに暮らしてくれてるのも……


どこにいるのか知らんけど、
神様に感謝！








ｰ END ｰ

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