Pick up WEST!?

わんつー ページ12

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風「んで、その子供たちってのがあの子たちね？」


淳「せやねん……お前なんでそんなに冷静なん？」


「市役所勤めにとってはよくある事なん？」


風「よくあるわけねーだろ!!(笑)
初めて。こんなことってホントにあるんすねぇ!!」







なんで楽しそうなんこの人…




こっちは訳分からなすぎてアワアワやのに、

淳太くんが電話で簡単に説明したら、
目キラキラさせてウチに来た。




若いからかな。

ウチら熟年夫婦ってやつやもんな。








風「んでー、例えば重岡大毅だろ？ちゃんと登録してあるんだよ、その子。」


淳「他の子も？」


風「うん。みんな登録してあるし、親さんもちゃんといる。」


「やっぱりそうなんや…」








捨て子……しかも6人も。



なかなか目の当たりにするような事じゃないから
今まで夢を見てた感じやったけど、

今、ほんまなんやぁって実感して、
なんか、変な気分。








風「こっちで手続きして児童養護施設に入れてやることも出来るけど、どーする？」


「施設……」







私は、、手離したくないのが本音やけど……。







淳「Aどうしたい？」


「え、淳太くんは？」


淳「オレはー預かりたい」


「ほんま？ほんまに？」


淳「え、イヤなん？」


「ちゃう！！私も同感！！」


淳「あはは(笑)めっちゃ嬉しそう(笑)」








淳太くん絶対嫌がると思ってたから、


預かるって言ってくれてほんまに嬉しい。





めっちゃ嬉しそうとか言われると恥ずかしくて
は？ってなるけど、、(笑)



とにかく2人同じ意見でよかった。








風「んじゃ、6人引き取ってもらえるんすね？」


「うん。引き取ります。」


淳「苗字ってどうしたらいいん？みんな中間？？」


風「ちゃんと登録すればそれも出来る。」


「中間にしようや、なぁ？」


淳「中間がええよな、わかる。」


風「ほんと平和だなあんた達」


「風磨くんも家庭持ち？楽しいで？」


風「オレもこの家に引き取ってもらっちゃおっかなーー」


「それだけは無理。帰って！！」


風「なんで！？(笑)」







市役所のチャラ男はほっといて、

とにかく決まってよかった。




のんは来たばっかやけど、
みんな長らくこの家住んでるし、もう既に半家族って感じやし……



これからどんな生活が始まるんかな。



淳太くんにいっぱい働いてもらって、頑張って育てなあかんなぁ。(笑)

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