家出したら、呪詛師になっちゃった☆【呪術廻戦】

◆今なら何か ページ8

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〜Noside〜

『遊んでよ、五条先生。』

五「ええ〜。僕、遊んでる暇はないんだけど。」

『なら、行かねえ。俺、自分の居場所見つけたから。その人たちは、見ず知らずの俺を拾ってくれた。』

五「君を利用するためだったとしても？」

『うん。拾ってくれた人の一人がね、

«Aはさ、子供っぽいけど、仲間を大切にするよね。俺、Aのそういところ、結構、好きだよ。»

＿＿＿って言ってくれたんだ。俺、嬉しかったんだ。家では、術式のことだけで愛されて、育てられて。結局、誰も本当の俺を見てはくれなかった。だから、利用されてるんだとしても、俺はあそこに居たい。だから、行かない。』

そう言って笑うAの目には、確かな決意があった。

俺は、もうそちら側には行かないと。

もう、戻ることはないと。

Aの目がそう、語っていた。

五「おっと、そこまでの覚悟があるなら、退くのは失礼だな。いいよ、遊んであげる。でも、いいの？

僕、最強だよ。」

『うん。いいよ。今なら何か、何かできそうなんだよ。』

そう言い切った直後、二人はその場に居なかった。

ガキン！

空中だ。

二人は踏み込み跳んだのだ。

Aは空中で自分の呪力を硬直させ、その上に立ち、五条へと短刀を向けた。

真人からもらった呪具だ。

しかし、五条には無限がある。

Aの刃は届かない。

だが、Aはわかっていたとでも言うように、余裕の笑みを浮かべたのだった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

真「お！あれは、術式反転、使えるかもね！ね！夏油。」

夏「ああ。やはり、悟と戦わせるのは良い案だったね。」

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