陸拾伍 ページ18
時透くんとの待ち合わせの時間までまだ時間があるので、蝶屋敷にいって、おかしいところがないかしのぶちゃんに見てもらうことにした。
思い立ったら即行動!
私は蝶屋敷への道をたどり始めた。
「おはようございますー!しのぶちゃんいらっしゃいますー?」
「あれっ、えっ、Aちゃん!?」
蝶屋敷に入ってすぐのところで遭遇したのは恋の達人、恋柱の蜜璃ちゃんだった。
目を大きく開いた蜜璃ちゃんには驚きの色が見える。
「あっ!蜜璃ちゃん!おはよう!」
「おっ、おはようAちゃんっ!そ、その格好どうしたの!?とっても可愛いわっ!」
「えっ!本当に?じ、実はね、このあと時透くんと逢引に行くの…」
なんだか自分でいっておいて恥ずかしくなってしまい、最後の方の声がとても小さくなってしまった。顔に少しずつ熱が集まる。
「きゃーーっっ!逢引!?無一郎くんと!?素敵ねぇっ!キュンキュンしちゃうわ!」
「こ、この格好でいいかなぁ?」
「完璧よ!Aちゃんっ!無一郎くん、絶対にAちゃんにもっと夢中になっちゃうわ!」
流石にそこまで褒めてもらえると思っていなかったので、顔がどんどん真っ赤に染まる。
「あらあら、なんだか外が騒がしいと思ったら、Aさんと甘露寺さんじゃないですか。」
声のする方を向くと、口角をにこりとあげる、しのぶちゃんの姿があった。
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美雨音トウカ - なずなさん» そんな風におっしゃって下さるだなんて、とても嬉しいです!モチベーション凄くあがります…!これからも頑張って更新しますので、是非宜しくお願い致します! (4月21日 11時) (レス) id: 212377e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
なずな - 心臓が…爆発…しました……最&高です!!! (4月14日 16時) (レス) @page19 id: f22ade9e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美雨音トウカ | 作成日時:2024年3月20日 0時