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辻｢あは、待って？笑 おるやん｣
一通り公演が終わって、アンコールの為に１回袖に掃ける。何が？と息を切らしながら、ケラケラ笑う辻さんに聞いた。
辻｢Aさん！見に来とった！｣
阪本｢は？マジで？どこですか？｣
辻｢後ろの席の、真ん中のちょっと左の方｣
めちゃくちゃノッてたわ、と言いながらスマホをタタタと打つ。何ぼーっとしてんねん！いくで！と肩を組まれて、そのまま舞台上へ向かう。
チラチラとサングラスの下で画像で見た顔を探す。黒いキャップを被った、猫目の女の人と目が合った。きっとあの人だろう。
一般客として来てるやん……と思いながらをアンコールありがとう！｣と叫んだ。
辻｢あー楽しかった。な、阪本、これからAさんと飲みに行くんやけど行く？｣
阪本｢これからですか？いやーちょっと……疲れましたわ、さすがに｣
｢そらぁ残念｣
ドキッと心臓が跳ねた。着替えようとして服に手をかけたまま固まる。知らない女の人の声が後ろから矢のように丸めた背中に突き刺さった。
｢やから言ったのに。絶対疲れてるから断るって｣
辻｢あーやっぱり？｣
｢辻くんが元気すぎなだけやわな｣
ライブお疲れ様、マジェマジェのAです、と真顔で俺の前に回り込んできて手を差し出す。あ、お願いします……と俺も腰を曲げたまま手を取った。
｢ちゅうわけやから、辻くん。飲むのはまた今度にしよう｣
辻｢えーーAさんと飲み比べしたかったすて｣
｢君も気分が高揚して気づいてないだけで体はものすごーーく疲れとる。家に帰って彼女にでも癒してもらえ｣
辻｢いませんって、だから笑｣
そうやったっけ？と適当に返事をして壁にもたれ掛かる。俺が完璧に背中を真っ直ぐに伸ばす頃には、Aさんは俺の顔をじっと見つめていた。
阪本｢……何か？｣
｢いや、どうしようかと思って｣
阪本｢何がですか？｣
阪本くんはライブの雰囲気を自分のものにするのが上手いね、と突如言われた。は？と動揺していると、凄いことや、と頷く。
｢お客を置いていくことなく、突っ走っていく。暴走するねんけど、お客さんも巻き添えにして一緒に楽しんでるね。オンとオフの差が激しくて、そのギャップにも魅力を感じる。｣
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流(プロフ) - 優香さん» お久しぶりです〜😭りぼんやっぱりマストなんですね……私はばっちりコロコロ読んでました 論外すぎる (2023年5月11日 1時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - お久しぶりです！ちゃおとりぼんで吹き出しました笑 私はりぼんとなかよしでしたw (2023年5月9日 23時) (レス) @page36 id: aada9f26af (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - △さん» わーー良かったです〜😭ちゃんとオチとして落とせたのか不安でしたがそう言っていただけて安心しました……😢❤️この小説執筆意欲のフルエンジンかかってる時に書いたのでめちゃくちゃまとまってます笑 (2023年5月7日 10時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - さかよさん» コメントありがとうございます😭やっぱり東京進出悲しいくて書いちゃいました😭こちらこそこれからもよろしくお願いします🙏 (2023年5月7日 10時) (レス) @page28 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
△ - 秋定さんと星座の話めちゃくちゃ最高でした！！！全部が全部刺さりすぎて放心してます！！！公開してくださってありがとう！！！！！！ (2023年5月7日 1時) (レス) @page30 id: 733d145fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2023年2月22日 2時
