俺の好きな人には好きな人がいます

ー６ ページ24

四宮side
ー社員寮ー
四宮「A、ちょっと…」


『なんかデジャヴ…もう次は何ですか〜。』



俺はこの前と同様についさっき帰ってきたAを引っ張って、キッチンの裏へ連れていった。



『うわ、ここってこんなことになってたんですね〜。』


四宮「知らなかったのか。」


『だって〜、俺のご飯は毎回シノさんに作ってもらってるから〜。』



さっき春田と夕飯を食べている時に、絵の話になったってAに言おうと思ったけど…



四宮「お前、酔ってる？」


『おぉ、シノさん！せいか〜い！』



いや、どう考えても酔ってるだろ。


これは。


いつものAと違いすぎる…



四宮「Aが飲んでくるのは珍しいな。」


『でしょ！おっちゃんが誘ってくれたから〜。』


四宮「おっちゃん？」


『おっちゃん知らないんですか〜？黒澤キャプテンですよ！』



黒澤…キャプテン!?


Aとキャプテンって飲むほど仲良かったか…？


あ、緋夏ちゃんと幼馴染みって言ってたっけ。

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