君の隣にいたいです【センラ】

69 センラside ページ23

そ「よし、じゃあ今日はここまでにしよっか」



そらるさんの言葉を合図に
みんなは楽器を片付ける準備を始める


ま「はぁ僕お腹空きました！
そらるさん！何か食べて帰りましょうよ！」



そ「嫌だよ、お金ないから」



ま「そらるさんのケチ！いいですよ！
ルスくんと行きます！」


ル「まふ〜、ごめんな。今日行かれないんよ。」



ま「ルスくんまで！？！？2人して僕をいじめるなんて…」




3人のやりとりは本当に癒しだと思う






俺らはというと




志「ひぃ、今日もハードやったわー！！」


愚痴をこぼす志麻くん


坂「ほんまやで！久々やのにハードすぎるわ！」


志麻くんに同意する坂田


う「仕方ないだろ、来月には文化祭があるんだから」



うらたんの言う通りやな。
文化祭近いのに手は抜けれへんしな



セ「まぁまぁ3人とも落ち着きぃや？
A迎えに行った後に皆でご飯食べに行こうや！」



坂・志「センラ…！！/センラくん…！」



う「はぁ。行くならさっさと片付けろよ？」



坂・志「はい！」




謎にやる気になるしまさかの2人を見ながら
俺はついつい笑ってしまう





う「A、教室にいるかな？」


セ「多分いるんちゃいます？教室が落ち着くとかなんとか
言ってましたしねー」





話をしながら片付けをして部室から出る



坂「ほんなら先にお店行っとるで！」


志「はよ来てな！」




2人はそういって一目散に下駄箱へ走っていった
そんな二人の背中が見えなくなると





う「Aの所行くか」



セ「せやね」




謎の沈黙が怖さを強調してくる






教室について辺りを見渡すも彼女の姿はない






う「鞄はあるんだけどな。」





セ「学校のどこかにいるとかですかね？
一応カバン持っていきましょうかね」




う「ん、わかった」






うらたんがAのカバンを持ち
俺らはAの行きそうな部分へ足を運んだが
どこにも見つからない






う「なぁ、もしかしてさ、
どっかの教室に閉じ込められたんじゃ…
ってそんなわけないよねーw」






うらたんの言ったことは
少し共感する








セ「どこにもいないやん。
どーすんねん。」




う「あ、いやでも待って、
旧校舎は？？？」





「旧校舎…行ってみるだけ行ってみましょうか！」









うらたんと少し足を急がせた








A…無事でいてや…！









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