59 ページ14
『泉が心配して来てくれるとかないかなぁ。』
宿題を終わらせるなんて行ったけど
鞄は学校にあるわけだし出来ない
心の底では泉と仲直りしたいし
出来るなら一緒にいたい
でも記憶喪失というのは自分で決めたこと
だから安易に変えれない
そう悶々と考え込んでいると
ピーンポーン
とチャイムが鳴る
母「A〜！ちょっと出でもらえる〜？」
『わかった…！』
少しの期待を胸に玄関の扉をあける
すると扉の先には
待ち望んでいた彼と
少しだけ期限の悪い彼がいた
う「大丈夫か？ん、鞄持ってきたぞ！」
『あ、ありがとう…。』
セ「………。」
う「来て早々で悪いんだけどさ、
俺電車間に合わなくなるから帰るな？
A！明日も迎えに来るから」
『う、うん…！』
気を利かせてくれたのか分からない
でも気まずすぎる
セ「なぁ。記憶喪失って嘘…？」
『へ…！？』
泉から発された言葉は予想を裏切るものだった
セ「本当は記憶あるんちゃう？隠しとるんやないん？
なんでうらたんなん？なんで別の奴らやない？
別にうらたんやなくても良かったやん。
なんで俺やないん。」
『………』
セ「俺のことそんな嫌いか？忘れたいくらい嫌いなん？
あの女といたのがお前を守るためやったって
素直に話してもダメなん？？
こんなにも好きやのに…………」
『…違っ…ｯ…』
そんなんじゃない。
今ものすごく抱きつきたいし泣かせてほしいのに
自分の誤った選択のせいでまた泉を傷につけてしまう
『ごめんなさい。ごめんなさい。』
ただ謝ることしかできなくて
ただ泣くことしかできなくて
セ「…ごめんな。急に俺もそろそろ帰るな。」
そう告げて背を向け歩く泉
その背中に抱きつきたくて
追いかけたくて
手放したくなくて
もう二度と失いたくなくて
無意識に抱きついていた
『行かないで、もう失いたくない。
手放したくない。泉…泉……』
嗚咽を吐くように
彼の背中に縋るように
涙とともに弱々しく声が出る
セ「…！！A…？」
『へ、あっ、ごめんなさい…。』
我に返ると自分の犯したミスに後悔する
だから即座に言い訳をした
『突然に、、変な記憶が出てきて、、
それで自分でも意識してなくて、
だから忘れてください。』
きっといまの私は茹でダコみたいに赤い顔をしている
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春夜★(プロフ) - 映月さん» いえいえ！こちらこそ楽しんでいだけてよかったです！リクエストありがとうございました！ (2018年1月11日 7時) (
レス) id: 801a5ecb26 (このIDを非表示/違反報告)
映月(プロフ) - 入れ替わりと、女の子の日を書いて下さりありがとうございました！とっても楽しかったです！ (2018年1月11日 4時) (レス) id: 62a8040ff9 (このIDを非表示/違反報告)
高嶺悠衣乃☆(プロフ) - 映月さん» わわわ(´；ω；｀)好きだなんてありがとうございます(´；ω；｀)(いえいえとんでもないです)とても書いてみたかった物なので嬉しいです！女の子の日と入れ替わりですね！了解しました！リクエストありがとうございます！！ (2018年1月6日 1時) (レス) id: 801a5ecb26 (このIDを非表示/違反報告)
映月(プロフ) - コメントします！センラさん、全てが好きです！この小説凄い好きです！(上からですいません)それと、リクエストいいですか？女の子の日ネタと入れ替わりネタが読みたいです！わがままですいません！ (2018年1月5日 23時) (レス) id: 62a8040ff9 (このIDを非表示/違反報告)
高嶺悠衣乃☆(プロフ) - 葵香さん» そう言っていただけてうれしいです！！笑猫耳と尻尾ですね！了解しました！リクエストありがとうございます！！早速書かせていただきます(￣^￣ゞ (2018年1月5日 17時) (レス) id: 801a5ecb26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はるや x他1人 | 作成日時：2017年11月17日 22時
