推しと同居始めます。２【名前変換オリジナル】

お酒３ ページ9

――伊織side

「お、おい！紫乃！」



まずい、退かさないと…





紫乃「…私、ずーっと会いたかったよ」




「…え？」





紫乃の寝言か？


紫乃「私が辛かった時、LoveMAXを見て元気もらったの、笑顔になれたの…だから私はみんなが大好きで…」




再び眠る紫乃の目の前に、俺は呆然としてしまう。


「…ありがとな」






ていうかそれ三尋に言っちゃまずいだろ笑









「まったく…」





――ガチャ








「…!?!?!?」






三尋「え…？」




まずい！こんな、傍から見たら抱き合ってる状況で三尋が…！





「三尋」




三尋「…伊織、紫乃ちゃんがすきなの？」




三尋は少しだけ真面目は顔をして話をした。







「何言ってんだよ」




三尋「…お似合いだよ」




「俺らはアイドルでこいつは一般人だ、俺たちはそういう感情を持ったらダメなんだよ」






あくまで当然のこと、三尋もみんなも紫乃をあまりにも特別扱いしてはいけないんだ



残酷だけど、暗黙のルールだ









三尋「俺、嘘ついた」




「…はぁ？」









何を言い出すつもりだよ








紫乃「…ん？」






「おい、紫乃…ちゃんとベットで」




紫乃「…んー」




いや、聞いてねぇなコレ









三尋「俺は紫乃ちゃんを特別扱いしてるかもしれない」




「…」









三尋「俺、紫乃ちゃんがここに来る前に…知ってたんだ、紫乃ちゃんの事」





「…え？」









三尋「…あの時に会ったのが初めてじゃないんだ」

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